箱根駅伝・過去30年間の大逆転大学は?

今年も箱根駅伝にわくわくする季節がやってきました。

デイリースポーツ2016年1月2日記事によると、

箱根史上最大の逆転劇は、1920年の第1回大会で東京高等師範学校(現筑波大)が往路2位から明大を逆転した8分27秒差。この他では1960年の中大が7分41秒差、71年の日体大が7分55秒差、86年の順大が6分32秒差をひっくり返している。

とのこと。

では、ここ30年間(1986年~2015年)はどうか、調べてみました。

往路2位以下からの逆転劇

過去30年間で、往路2位以下の大学が総合優勝を果たしたのは、12回あります。

※以下、上が往路1位校、下は総合優勝校

1986年

往路1位 早稲田大

往路5位 順天堂大(6分32秒差)

1987年

往路1位 日本体育大

往路3位 順天堂大(3分55秒差)

1995年

往路1位 早稲田大

往路2位 山梨学院大(1分47秒差)

1996年

往路1位 早稲田大

往路2位 中央大(2分15秒差)

1999年

往路1位 駒澤大

往路2位 順天堂大(1分50秒差)

2001年

往路1位 中央大

往路2位 順天堂大(0分8秒差)

2002年

往路1位 神奈川大

往路2位 駒澤大(0分23秒差)

2003年

往路1位 山梨学院大

往路2位 駒澤大(1分39秒差)

2005年

往路1位 東海大

往路2位 駒澤大(0分30秒差)

2006年

往路1位 順天堂大

往路6位 亜細亜大(2分51秒差)

2008年

往路1位 早稲田大

往路2位 駒澤大(1分14秒差)

2011年

往路1位 東洋大

往路2位 早稲田大(0分27秒差)

1986年・1987年の順天堂大以降だと、2006年の亜細亜大の2分51秒差逆転が最大でした。

2016年の往路1位青山学院大に対して往路2位・東洋大は3分4秒差。

果たして逆転できるでしょうか?

シード争い、過去30年の大逆転は?

優勝争いとは別の見どころがシード校争いです。

シード校に入れば、2か月前(前年10月)に開催となる予選会出場を免除されます。

シード校落ちとなると、予選会に出場し上位に入らなければなりません。

2か月前の予選会に出てから、さらに本選となると、選手への負担が重くなります。

このシード校に入れるかどうか、これが各大学の命運を分けます。

1986年以降では、往路でシード圏外(1986年~2002年が10位以降、2003年以降は11位以降)の大学が逆転したのは24回もあります。

※以下、上はシード圏外となった往路・最上位校、下はシード圏内となった大学のうちの往路・最下位校

1986年

往路9位 専修大

往路11位 中央大(4分21秒差)

9位(シード圏内)国士館大・10位(シード圏外)専修大の差 2分12秒

1987年

往路7位 駒澤大

往路11位 筑波大(2分53秒差)

9位(シード圏内)筑波大・10位(シード圏外)東洋大の差 2分22秒

1988年

往路8位 山梨学院大

往路11位 東海大(3分4秒差)

9位(シード圏内)早稲田大・10位(シード圏外)明治大の差 0分11秒

1991年

往路6位 明治大

往路12位 東海大(6分42秒差)

9位(シード圏内)駒澤大・10位(シード圏外)法政大の差 3分23秒

1992年

往路7位 日本体育大

往路10位 東京農業大(2分44秒差)

9位(シード圏内)東京農業大・10位(シード圏外)東海大の差 2分39秒

1993年

往路8位 日本体育大

往路13位 順天堂大(6分29秒差)

9位(シード圏内)順天堂大・10位(シード圏外)日本体育大の差 0分4秒

1994年

往路5位 東京農業大

往路11位 東海大(1分19秒差)

9位(シード圏内)日本大・10位(シード圏外)法政大の差 0分23秒

1996年

往路9位 専修大

往路11位 日本体育大(3分3秒差)

9位(シード圏内)日本体育大・10位(シード圏外)専修大の差 0分24秒

1998年

往路8位 専修大

往路11位 順天堂大(0分25秒差)

9位(シード圏内)大東文化大・10位(シード圏外)東洋大の差 0分23秒

1999年

往路7位 早稲田大

往路12位 東洋大(5分6秒差)

9位(シード圏内)東洋大・10位(シード圏外)早稲田大の差 0分40秒

2000年

往路6位 法政大

往路13位 神奈川大(5分57秒差)

9位(シード圏内)山梨学院大・10位(シード圏外)法政大の差 0分29秒

2001年

往路9位 日本体育大

往路13位 大東文化大(3分18秒差)

9位(シード圏内)山梨学院大・10位(シード圏外)早稲田大の差 0分30秒

2003年

往路8位 神奈川大

往路12位 中央大(1分48秒差)

10位(シード圏内)中央学院大・11位(シード圏外)神奈川大の差 0分24秒

2004年

往路8位 中央学院大

往路13位 中央大(1分50秒差)

10位(シード圏内)日本大・11位(シード圏外)中央学院大の差 2分10秒

2005年

往路8位 山梨学院大

往路13位 法政大(1分31秒差)

10位(シード圏内)神奈川大・11位(シード圏外)早稲田大の差 0分22秒

2006年

往路9位 早稲田大

往路15位 法政大(2分44秒差)

10位(シード圏内)東洋大・11位(シード圏外)城西大の差 0分10秒

2007年

往路6位 中央学院大

往路14位 中央大(3分29秒差)

10位(シード圏内)亜細亜大・11位(シード圏外)城西大の差 1分36秒

2008年

往路8位 東海大

往路12位 帝京大(2分30秒差)

10位(シード圏内)東洋大・11位(シード圏外)城西大の差 3分7秒

2009年

往路6位 国士館大

往路13位 関東学連選抜(2分31秒差)

10位(シード圏内)中央大・11位(シード圏外)国士館大の差 0分34秒

2011年

往路7位 城西大

往路16位 青山学院大(2分21秒差)

10位(シード圏内)國學院大・11位(シード圏外)城西大の差 0分3秒

2012年

往路8位 東海大

往路13位 順天堂大(2分19秒差)

10位(シード圏内)國學院大・11位(シード圏外)国士館大の差 3分5秒

2013年

往路10位 関東学連選抜

往路13位 中央学院大(2分13秒差)

10位(シード圏内)中央学院大・11位(シード圏外)山梨学院大の差 0分50秒

2014年

往路9位 東海大

往路12位 帝京大(2分23秒差)

10位(シード圏内)大東文化大・11位(シード圏外)法政大の差 0分50秒

2015年

往路10位 中央大

往路13位 山梨学院大(3分28秒差)

10位(シード圏内)大東文化大・11位(シード圏外)帝京大の差 2分15秒

シード争いで様々なドラマあり

過去30年間の大逆転劇は1991年の往路12位・東海大です。

6分42秒差あった往路6位・明治大を逆転、シードを勝ち取りました。

タイム差で多いのは2分台で9回、次が3分台で5回あります。

総合成績で、シード校とシード落ち最上位校のタイム差は拮抗し、30年間のうち16回が0分台。

特に2011年はシード校入りした10位・國學院大と11位・城西大の差はわずか3秒でした。

最後の10区で競り合い、品川駅手前の新八ツ山橋付近で11位の國學院大、山梨学院大、日本体育大が9位グループの青山学院、帝京大に追いつきます。

帝京大が脱落後、4校の集団は8位の城西大に追いつきます。

さらに、山梨学院大が脱落して4チームでシード校の椅子3席を争うことになります。

ゴール間際、残り500メートルで各校ともスパート。

國學院大走者は、ゴール直前でコースを間違え、最後方に下がってしまいます。

その間に、青山学院大、日本体育大がゴール。

間違えた國學院大も、城西大をかわしてゴール。

あれは今思い返しても、どこが勝つか全く読めない激戦でした。

ドラマと言えば、2009年にもありました。

往路13位の関東学連選抜は、復路3位に入るほど快走。

6区は、今もマラソンランナーとして活躍する川内優輝(学習院大)が2度目の箱根路を走り、区間3位。

これで順位が一気に上がります。

この学連選抜の活躍で往路6位の国士館大は34秒差でシード落ちしてしまいました。

2016年復路はどうなる?

2016年の往路成績を見ていくと、過去30年間で最大の逆転劇(6分42秒)があるとしたら、往路3位・駒澤大のシード落ち(11位・城西大との差は6分27秒)。

または、18位・上武大のシード校入り(11位・城西大との差は5分55秒)。

現実的なところで2分台差とすると、7位・順天堂大(11位・城西大との差は3分3秒)のシード落ちから、16位・中央大(11位・城西大との差は3分18秒)のシード入りあたりでしょうか。

今年の箱根駅伝、どんなドラマがあるか、楽しみです。