第4のキャリアとして携帯電話サービスを提供してる楽天モバイルが、アップル・iPhone 12を取り扱う。

 日本の国内でiPhoneを取り扱うキャリアは、2008年・ソフトバンク、2011年・KDDI、2013年・NTTドコモに続く4社目となる。

 楽天モバイルは2020年4月に本格的な商用サービスを開始。1年間の料金無料キャンペーンなどを提供し、1年間で累計契約申し込み数が390万回線を突破している。現在は加入すると3ヶ月無料のキャンペーンを実施中だ。

 月額基本料金は1GBまで0円、1〜3GBまで980円、3〜20GBが1980円、20GB以上無制限で2980円と、あまり使わない人だけで無く、データをたくさん使う人もお得な料金体系となっている。NTTドコモのオンラン専用プラン「ahamo」を強く意識した料金設定だ。

 これまで楽天モバイルは「Rakuten mini」「Rakuten BIG」など自社ブランドを中心にシャープや中国メーカーのOPPOなどのAndroidスマートフォンを扱ってきた。

 今回、アップル・iPhone 12を扱い始めることで、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクからユーザーを奪う狙いがある。3社でiPhoneを使うユーザーとしても「楽天モバイルの安さは魅力だが、iPhoneを使いたい」という根強いニーズがあった。

 これまでもSIMロックのかかっていないiPhoneであれば、楽天モバイルを契約して使うことは可能だった。しかし、SIMカード単体での契約は、初心者にはハードルが高い。今回、楽天モバイルが自社でiPhoneを取り扱うことで、ユーザーは安心して楽天モバイルに乗り換えることができる。

 楽天モバイルの三木谷浩史CEOは、携帯電話事業参入前からアップルのティム・クックCEOと面識があった。三木谷CEOが、携帯電話事業への参入をティム・クックCEOに説明すると「Interesting(興味深いね)」と言われたという。

 2019年当時、iPhoneの取り扱いについて三木谷会長は「我々としては扱えればいいなと思っています」と語っていた。あれから約2年、ようやくiPhoneの取り扱いが始まることになった。

アップルのティム・クックCEO(撮影筆者)
アップルのティム・クックCEO(撮影筆者)