走る車内でファッションショー!?「チカテツコレクション」開催
開業80周年を迎え、数々のイベントが企画されている大阪市営地下鉄。5月20日に行われた記念式典(当日の様子はこちら)に続き、7月7日には地下鉄車内でファッションショーが行われた。「チカテツコレクション」と名付けられたこのイベントは、今年が開業30周年を迎える大丸梅田店との共催で、抽選倍率10倍以上という難関をくぐり抜けた女性招待客80人を乗せた臨時列車が御堂筋線を走行。車内の通路が青い絨毯を敷いたランウェイに早変わりし、18人のモデルが浴衣や水着姿を披露した。
○いつもの車内がショー会場に変身!
今回のイベントに起用されたのは、大阪市営地下鉄御堂筋線の最新鋭車両・30000系。車両の前後には地下鉄開業80周年を記念したヘッドマークが取り付けられた。招待客が乗り込む2両には夏をイメージした装飾が施され、網棚にはスピーカーを設置。音響機器も本格的なものが使用されたため電源は1両ではまかないきれず、前後の3両から供給するという大規模な設備である。車内の窓をすべて目隠しし、照明を消すことで「暗転」させたりと演出も凝っていた。
普段利用している地下鉄で行われる「非日常」のイベントということで、招待客の皆さんも大興奮。目の前で見る浴衣や水着姿のモデルに「かわいいー!」という声があちこちで聞かれた。特別列車は新金岡~中津~梅田と運行され、車内では人気モデル・秋元梢さんとの記念撮影タイムも。イベント後には大丸梅田店で秋元梢さんらのトークショーが行われ、また今回紹介された衣装なども見られるとあって、多くの方が訪れていた。
○30年前と比べると・・・?
この「チカテツコレクション」、実は今回が初めてではなく、30年前にも一度開催されている。この時は地下鉄50周年を記念し、今回と同様に御堂筋線で貸切列車が運行された。当時の写真を見ると、今は御堂筋線の「最古参」となった10系車両(当時は最新鋭)が、今回同様に飾り付けられている。30年前の最先端ファッションも垣間見ることができて懐かしい、いや筆者は当時6歳なので「懐かしい」というより「知らない」のだが・・・。
ちなみに大阪市交通局では、今後も地下鉄80周年・市営交通110周年を記念した企画が数多く進行中とのこと。今回はファッションショーということで「男子禁制」のイベントであったが、ぜひ秋には男性も入れるファッションショーを・・・もとい、大阪市交通局の様々なイベントに期待したい。