背脂入り! 味変のツボニラも最高! 大宮駅から徒歩7分「ニューラーメンショップ 大宮東口店」
この1、2年で「ラーメンショップ」(通称「ラーショ」)の再ブームが来ている気がする。
1970年代~90年代頃にかけて、関東から東北・瀬戸内などに広がっていったフランチャイズチェーンだが、時代を経てここに来て再ブームが来るとは面白い動きだ。1970年代からあったラーショだが、ラーメンの原点回帰ブームの動きなのか、当時を知らない世代もラーショに注目している。
筆者の連載でも「ラーメンショップ 牛久結束店」(茨城県牛久市)、「ラーメンショップ 122号騎西店」(埼玉県加須市)、「ラーメンショップ椿 上彦川戸店」(埼玉県三郷市)、「ラーメンショップ 花輪店」(千葉県船橋市)、そしてラーショの流れを汲む「屋台とんとんラーメン」(東京都練馬区)をご紹介してきた。
今回は、埼玉県さいたま市にある「ニューラーメンショップ 大宮東口店」を紹介したい。
場所はJR大宮駅の東口から大通り沿いに真っすぐ600mほど。徒歩7~8分程度で到着。ロードサイド店が多い中、駅から近いラーショというのはなかなか嬉しい。
「ニューラーメンショップ」とは
個々の屋号は「ラーメンショップ」ではなく「ニューラーメンショップ」と「ニュー」が付く。
「ニューラーメンショップ」の屋号は埼玉や千葉に多い。元祖であるいわゆる「椿系」の「ラーメンショップ」から派生したチェーンと言われるが、詳細は発表されていない。
「ラーメン(とんこつ醤油)」は680円。なんと醤油味の「中華そば」もある。
とんこつ醤油が定番であるが、ここはとんこつみそも人気だ。
「ねぎチャーシューメン(とんこつ醤油)」(¥1010)を注文。
筆者が行った平日14時頃は女性店員のワンオペだった。基本的に少人数で回しているとのことで、大人数で行くことや大量注文は控えたい。
まず白髪ネギを秘伝のタレで和えて、チャーシューをスライサーで4枚切る。
丼にスープを注ぎ、背脂をかけ、茹でた麺を入れてトッピングを乗せて完成だ。
「背脂」がポイント
おなじみの青磁色の浅めの丼で提供。
大ぶりで4枚乗るチャーシューが凄い存在感。その下にネギがこんもりと盛られている。
豚骨スープが程よい厚みで、背脂の甘みが心地よい。「椿系」では背脂が入らないお店が多いが、背脂入りのラーショというのも良い。
ネギは通常のラーショだと舌がビリつくほどのしょっぱ旨な店が多い中、ここはバランス重視で控えめの味付け。逆に豚骨スープによく絡んでとても美味しい。麺のモチモチ感とネギのシャキシャキ感のコントラストも最高だ。
「ツボニラ」で味変
そして、卓上の味変アイテムもお忘れなく。
ラーメンだれ、ブラックペッパー、すりおろしニンニク、ツボニラとあるが、特に「ツボニラ」を推したい。
ピリ辛のニラでこれを入れるとコクが生まれ、さらに中毒性が増す。背脂で辛さがある程度マスキングされるので、結構量を入れてもOK。
駅近でこのクオリティのラーショは嬉しい。ぜひ足を運んでみていただきたい。
ニューラーメンショップ 大宮東口店
埼玉県さいたま市大宮区大門町3-22-2
※写真はすべて筆者による撮影
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