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住所は六本木の一等地なのに怪しすぎる立地! 「二郎系×北海道」コンセプトの名店「宮の森」

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン
「ラーメン専門 宮の森」の味噌ラーメン

長く食べ歩きをする中で、変わった場所にあるお店にはいくつか出会ってきたが、今回のお店は本当にびっくりした。

住所は港区六本木4丁目。六本木駅から徒歩3分、国道412号線沿いの素晴らしい立地。

しかし、その場所に行ってもお店が見当たらないのだ。

住所の場所に行くと細くて三角形のビルが現れる。
住所の場所に行くと細くて三角形のビルが現れる。

住所の場所にあったのは細くて三角形のビル。ここで看板を探すと、見つけた!

「ラーメン専門 宮の森」

ビルの前の小さな看板が目印
ビルの前の小さな看板が目印

なんと、この雑居ビルの6Fにあるという。エレベーターで5Fまで上がり、階段で6Fに上がるとドアがあって、そこにA4の紙で店名が出ている。これはどこまでも怪しい。

これが入り口。怪しすぎるが入店してみよう。
これが入り口。怪しすぎるが入店してみよう。

ここは「二郎系×北海道」というコンセプト。北海道出身の店主がワンオペでやっている。

まず塩、味噌、醤油から味を選び、麺を3種類

1.北海道 黄色卵ちぢれ太麺

2.東京 二郎系オーション太麺

3.北海道 黄色卵ちぢれ中細麺

から選ぶ。さらに、味噌ラーメンの場合は野菜のスタイルを選ぶ。

二郎系スタイル:ラーメンに、茹でた野菜を乗せ、その上に、脂・ネギを乗せる。

北海道スタイル:中華鍋で野菜を炒め、味噌とスープを合わせ、茹でてから麺に注ぐ。

味噌ラーメン(オーション太麺、二郎系スタイル)
味噌ラーメン(オーション太麺、二郎系スタイル)

「味噌ラーメン」オーション太麺、二郎系スタイルで注文。

具はブタ、モヤシ、キャベツ、ネギ、メンマ。麺は極太平打ちのオーション麺。

二郎系だが札幌味噌ラーメンというのは珍しい。
二郎系だが札幌味噌ラーメンというのは珍しい。

スープは濃厚豚骨+味噌で塩味も濃度もバッチリ。これは面白い。味噌の主張もしっかりしていて、札幌っぽさもありながら二郎系でまとめていて美味しい。見せ方も含めて巧みだ。

店の場所が怪しすぎるのがかなり難点だが、ラーメンは凄く美味しい。

怖がらずにぜひお試しあれ!

ラーメン専門 宮の森

東京都港区六本木4-1-19 6F

※写真はすべて筆者による撮影

ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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