年末年始は子どもが喜ぶイベントが続きます。クリスマスはプレゼント、正月はお年玉をゲット。

 子どもはワクワク、大人はドキドキする期間です。

欲しいモノと必要なモノ

 この2つの大きなイベントが子どもの一生を左右するといえば大げさだと思いますか?

 欲しいモノをクリスマスでプレゼントされ、更にお年玉で購入します。

 本来、賢いお金の使い方とは、欲しいモノを買うことではなく、必要なモノを買うことです。一ヶ月も経たずして、飽きてしまうようなものをプレゼントされたり、買ったりしていたら非常にもったいない。

 それ以上に子どもの時にしっかり身につけさせたい適正な金銭感覚を麻痺させる可能性も少なくありません。逆にこれらのイベントを適正な金銭感覚を身につけさせるために活用することをおすすめします。

 クリスマスは子どもの希望に沿わなくても本当に必要なものを吟味してプレゼントすることができ、その理由を親子で話し合える機会を作れます。子どもの機嫌を取るためのプレゼントにならないようにすることが肝心です。

 お年玉は、何に使うのかをしっかり考えさせるようにすることが大切だと思います。祖父母は可愛い孫のために高額のお年玉を準備しています。

 問題は、渡す時の台詞にあると思います。「好きなものを買いなさい」ではなく、「夢のために使いなさい」「大学資金の足しにしなさい」と言ってもらえれば、子どもは好き勝手に欲しいものを買いあさることはなくなるでしょう。ちょっとした台詞の内容で使い方を考えるようになります。

お年玉のお礼状を出そう

 1月31日はお年玉を貰った方に、お礼の言葉とともに、もらったお年玉の使い道を書いたお礼状を出させましょう。

 子供には1月31日までの一ヶ月間は、お年玉をすぐに使ってしまうのではなく、どんな使い方をすればいいのかを考えさせる期間にします。そうすれば、お年玉をくれた人に対して喜んでもらえる使い方を見つけ出すはずです。

 すべての大人が余裕のある生活の中からお年玉を渡している訳ではありません。そのことを十分理解していれば、無駄遣いなんて出来るはずはありません。

低金利と自立した金銭感覚

 子どもの将来に必要となる教育費などは、低金利時代が続く現代において、貯蓄していくことはたいへんです。一昔前であれば、金利が高かったので100万円の大学資金を準備するためには、50万円くらいのお金があれば、運用されて目標の金額に達成することができました。しかし、今では、100万円準備するためには100万円が必要な時代です。同じ金額を貯めるためには倍のお金が必要となる訳です。

 現代の親が自らの親にしてもらったように子どもにしてあげたいと無理しすぎると老後の生活に大きな影響を与えかねません。その結果、老後の生活を子どもに面倒をみてもらわないといけなくなります。

 親がすべての大学資金を確保するのではなく、子どもが自らの力で準備できるように自覚させておけば、普段から無駄使いをさけ、将来の夢や目標のために貯蓄しようと少しでも考えるようになるはずです。

 今年のお年玉は、祖父母とともに渡す時の台詞を考え、1月末にはお礼状を出させるように心がけましょう。