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都知事候補のツイッターの使い方。手慣れた家入陣営と違和感の残る細川氏陣営。

原田謙介政治の若者離れを打破する活動を10年以上
東京都庁の写真

東京都知事選挙がスタートして、初めての週末を迎えた。

結局、テレビでもリアルでもネットでも討論会が行われないまま、選挙突入。

本命候補者と言われいる、宇都宮氏・田母神氏・細川氏・舛添氏のうち、宇都宮氏以外が全員出てこないという・・・

この事に対しての思いなどは前回の記事で書いた通りです。

都知事選、公開討論会へ立候補予定者が参加しない3つの理由

その後選挙まで動きとしては、細川氏の正式な立候補会見と、起業家の家入氏の出馬ですね。

公開討論会の悔しさに引きずられず(忘れはしない)、選挙突入したということで、前向きに選挙を見ていこうとおもう。

各候補者のツイッター

ネット選挙後初の都知事選ということで、ツイッターやフェイスブックの使い方に注目しています。

まずは6主要候補者のPCサイトで見た時のホーム画面。(50音順)

家入氏

家入氏
家入氏

宇都宮氏

宇都宮氏
宇都宮氏

田母神氏

画像

中松氏

画像

細川氏

細川氏
細川氏

舛添氏

舛添氏
舛添氏

1月23日現在の各候補のデータはこうなっています。

候補者ツイッター情報
候補者ツイッター情報

フォローワーの1位は田母神氏。ついで、舛添氏、家入氏とつづく。

ツイート数では家入氏が圧勝。さすがです。

特徴的なツイッターの使い方をする家入氏と、細川氏。

6人の中では、家入氏と細川氏のツイッターの使い方が特徴的。

家入氏

家入氏はフォローワーから政策や思いを集める企画を実施中。

家入氏
家入氏

「 #ぼくらの政策」をツイッターで検索すると多種多様な声が集まっており、

家入氏もその声に対して返事を積極的に行っている。

「東京をぼくらの街に」とのキャッチフレーズとマッチする戦略。

ネット選挙運動が解禁したにもかかわらず、 有権者と候補者の双方向のやりとりが少なかった、参院選から比べると、ネット選挙運動が前に進みだした実感がわきます。

細川氏

フォローワー数で2万人台と、他の候補に比べると少ない、細川氏もユニークな戦略。

ホームページの政策の欄にある、ツイートボタンからツイートすると、細川氏の特別スタンプが付いた返信がかえってくる。

細川氏スタンプ
細川氏スタンプ

正直、ユニークだけど、なんか微妙だなと思います。

細川氏のツイッターの写真履歴を見るとひたすらこのスタンプが続きます。

他の候補が演説の様子だったり、支援者との写真だったりするのとかなり違い違和感です。

そして、この画像はネクタイが緑色なのに、HPの写真はネクタイをしていない。

(小泉さんが緑色のネクタイをしているが)

なんかLINEの公式アカウント的な使い方なのかなと思います。

この戦略をずっと続けるのか、選挙戦が進んでいけば、違うやり方するのか注目してみます。

最後に

主要6候補者が全員ツイッターアカウントを開設しているのだから、

有権者のみなさんも積極的にメンションをとばしてみてはいかがでしょうか?

政治の若者離れを打破する活動を10年以上

1986年生まれ。岡山在住。愛媛県愛光高校、東京大学法学部卒。「学生団体ivote」創設。インターネット選挙運動解禁「OneVoiceCampaign」。NPO法人YouthCreate創設。「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動。大学非常勤講師や各省有識者会議委員などとして活動を広げていく。18歳選挙権を実現し、1万人以上の中高生に主権者教育授業を行う。文科省・総務省作成「政治や選挙等に関する高校生向け副教材」の執筆者でもある。2019年参議院選挙・2021年衆議院選挙に立候補し敗れる。元岡山大学非常勤講師。元グローバルシェイパー東京代表。元中野区社会福祉評議会評議員

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