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飲み終えたペットボトルのキャップやラベル、外している?

不破雷蔵「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者
誰もが気軽に飲用しているペットボトル飲料。飲み終えた後は…?(写真:イメージマート)

今や日常生活において欠かせない存在となったペットボトル飲料だが、飲み終わった後にどのような処分の仕方をするのかの問題がある。水で中身をきれいに洗浄した上でキャップやラベルを外し、リサイクル品として排出するのが望ましいのだが、果たしてどれほどの人がその手順に従っているのだろうか。全国清涼飲料連合会が2022年6月に発表した「ペットボトルに関する消費者意識調査2022」(※)からその実情を確認する

まずは自宅でペットボトル飲料を飲用している人に、自宅で飲み終えたペットボトル飲料のキャップやラベルを外すか否かを尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 自宅では飲み終わったペットボトルのキャップやラベルを外すか(自宅でペットボトル飲料を飲用する人限定)(2022年)
↑ 自宅では飲み終わったペットボトルのキャップやラベルを外すか(自宅でペットボトル飲料を飲用する人限定)(2022年)

全体ではキャップ・ラベルともに外している人が74.6%と大多数。キャップだけ、ラベルだけ外している人は1割にも満たない。一方でキャップ・ラベルともに外していない人も12.5%いる。手間はかかるがリサイクルを促進する観点では欠かせない工程なので、是非とも習慣づけてほしいものだが。

男女別では女性の方がキャップ・ラベルともに外している人が多い。男女間で12.3%ポイントもの差が出ている。女性の方がリサイクルに敏感なのだろうか。

他方、自宅ではなく外出先でペットボトル飲料を飲んだ時となると、キャップ・ラベルともに外す人は大幅に減る。

↑ 外出先では飲み終わったペットボトルのキャップやラベルを外すか(外出先でペットボトル飲料を飲用する人限定、場所別)(2022年)
↑ 外出先では飲み終わったペットボトルのキャップやラベルを外すか(外出先でペットボトル飲料を飲用する人限定、場所別)(2022年)

オフィスや学校など屋内で飲用する人はキャップ・ラベルともに外す人は36.2%、屋外で飲用する人は30.7%に過ぎない。キャップやラベルを外す機会がない、外しても捨てる場所がないなどが理由として挙げられよう。キャップ・ラベルともに外していない人はオフィスや学校など屋内で飲用する人では45.7%、屋外で飲用する人では53.2%にも達している。

キャップはすぐに外せるが、ラベルはミシン目に従ってはがしたり、はがし口からはがしたり、ボトルを少しつぶした上でラベルそのものを上から引き抜くなど、手間がかかる。そのため、外出先では面倒がられることから、キャップを外すよりもさらに敬遠されているのだろう。

実のところペットボトル飲料の排出の仕方は、そのペットボトルの種類や排出する自治体によって異なることが多い。ペットボトルのキャップについて、リサイクル品としての回収を止めた自治体も少なくない。わざわざ調べた上で排出するのは面倒ではあるが、誰にでもできるエコ活動ということもあるので、積極的に手掛けていきたいところだ。

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※ペットボトルに関する消費者意識調査2022

2022年4月7日から8日にかけて全国の15-69歳男女のうち外出先でペットボトル飲料を飲用する人に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比・10歳区切りの年齢階層比で均等割り当て。調査協力会社はネットエイジア。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

(注)本文中の写真は特記事項の無い限り、本文で記述されている資料を基に筆者が作成の上で撮影したもの、あるいは筆者が取材で撮影したものです。

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(注)グラフの体裁を整える、数字の動きを見やすくするためにグラフの軸の端の値をゼロではないプラスの値にした場合、注意をうながすためにその値を丸などで囲む場合があります。

(注)グラフ中では体裁を整えるために項目などの表記(送り仮名など)を一部省略、変更している場合があります。また「~」を「-」と表現する場合があります。

(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。

「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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