ガラケー利用者の月額通信料金の実情をさぐる(2020年公開版)

↑ 今でも子供や高齢者を中心に使われているガラケー。その通信料金は。(写真:ペイレスイメージズ/アフロイメージマート)

携帯電話(従来型携帯電話(ガラケー)とスマートフォン)は今や日常生活には欠かせない存在。その携帯電話の普及とともに、利用に対する費用の負担が問題視されている。それでは実際に、携帯電話の利用による費用はどれほどのものなのだろうか。総務省が2020年5月に発表した「通信利用動向調査」(※)の公開値を基に、従来型携帯電話の月額通信料金の実情を確認する。

次に示すのは従来型携帯電話を利用している人における、その端末の利用で支払っている通信料金の月額(税別)について、調査結果を基に概算平均値を算出したもの。無回答者を除いた上での計算で、端末代金の分割支払金や、コンテンツ代金は含まれない。

まずは従来型携帯電話を主要キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)で利用している人。全体平均では3671円。

↑ 従来型携帯電話の月額の通信料金(従来型携帯電話をNTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルで利用している人、概算平均、消費税抜き、円)(2019年)
↑ 従来型携帯電話の月額の通信料金(従来型携帯電話をNTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルで利用している人、概算平均、消費税抜き、円)(2019年)

男女ともに6~12歳で低い値が出ているのは、防犯用として保護者に持たされているケースが多々あるからだろう。実際に使う機会がほとんど無ければ、料金も安いものとなる。子供向けの格安の料金プランも多数用意されている。

男女ともに20~30代が通信料金のピークで、ピークでは男性よりも女性の方が安い。この年齢階層では通話やインターネットの利用など、女性よりも男性の方が積極的に行っているようだ。40代以降はおおよそ漸減していく。

世帯年収別では法則性の類は見受けられない。400~600万円未満ぐらいまでは漸増しているように見える程度。世帯年収が低くても通信料金を抑えるような使い方は難しい、そもそも基本料金程度でこのぐらいの値に達してしまうと見るべきか。なお1500~2000万円未満の層が突出しているが、これは回答者が少数のために生じたイレギュラーによるものと考えられる。

今件はあくまでも通信料金のみ。各種コンテンツ利用料は別途のものとなる。利用スタイルによっては、この通信料金の何倍もの支払いをしている人もいるに違いない。

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※通信利用動向調査

2019年分は2019年12月に、「世帯向けは都道府県および都市規模を層化基準とした層化二段無作為抽出法で選ばれた、20歳以上の世帯主がいる世帯・構成員に」「企業向けは公務を除く産業に属する常用雇用者規模100人以上の企業に」対して、郵送による調査票の配布および回収の形式によって行われている(一部オンラインでも実施されている)。有効回答数はそれぞれ1万5410世帯(3万9658人)、2122企業。各種値には国勢調査や全国企業の産業や規模の分布に従った、ウェイトバックが行われている。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。