回転寿司店でお寿司は平均何皿食べられているのだろうか
回転寿司店の魅力の一つは自分が好きなメニューを好きなだけ食べられる点にある。普通は何皿ほど食べられているのだろうか。マルハニチロが2017年3月に発表した「回転寿司に関する消費者実態調査2017」(※)を元に、その実情を確認する。
次に示すのは本調査の調査対象母集団となる、月一以上で回転寿司を利用する人、つまり日常的な食生活の中で回転寿司の利用が組み込まれている人における、その回転寿司で食する平均的な皿数を回答してもらったもの。過去の利用枚数を厳密に覚えている人はあまりいないことからも分かる通り、概算的に区切りのよい5皿や10皿を含めた区分の回答が最多回答率を示している(回答そのものは数字を直接入力する形で行われている)。
5~9皿が47.3%で最多回答、やや回答率は小さくなるが10~14皿が37.4%。この2区分だけで回答率は84.7%を占めており、15皿未満を算出すると88.2%と実に9割近く。15皿を超える回答はごく少数派となる。
回答性向が5~9皿と10~14皿で二分しているように見えるが、これは主に男女差によるもの。男女別々に仕切り直すと、その差がはっきりと出る。
男性の最大回答皿数は10~14皿、次いで5~9皿、その次に15~19皿。ところが女性は最大回答率は5~9皿となり次いで10~14皿となっていく。15~19皿も男性の11.8%と比べ1/3以下の3.4%しかない。実食動向として食している皿数が少ない状況が良く分かる結果となっている。ちなみに15皿以上を算出すると男性は19.2%だが女性は4.4%。10皿未満は男性30.8%に対し女性は70.8%にも達することになる。
平均値を算出すると次の通り。
男性は10.8皿、女性は7.8皿。3皿の違いが見られる。実際には食べた種類や腹具合などで変化は多分に生じるが、大よその目安値として覚えておくと、役立つ機会もあるに違いない。
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※回転寿司に関する消費者実態調査2017
2017年3月6日から3月8日にかけて、関東・関西在住の15歳から50代の男女に対しインターネット経由で実施。予備調査時点では4712人が調査対象母集団。本調査ではそのうち、月1回以上で回転寿司店を利用している人1000人を対象。本調査の男女比・地域比率はそれぞれ1対1。調査協力会社はネットエイジア。