回転寿司店でお寿司を何皿食べるか、それが問題だ
お皿の種類や枚数で清算される合理的なシステムも人気要素の一つの回転寿司店。平均では何皿ぐらいが食されているのか。他人の動向が気になる枚数の実情をマルハニチロが2016年3月に発表した調査結果「回転寿司に関する消費者実態調査2016」(2016年2月25日から3月8日にかけて、関東・関西在住の15歳から50代の男女に対しインターネット経由で実施。本調査では月1回以上で回転寿司店を利用している人1000人を対象。男女比・地域比率はそれぞれ1対1)から確認していく。
次に示すのは月一以上で回転寿司を利用する人における、その回転寿司で食する平均的な寿司の皿数(デザートなどの寿司以外のメニューはカウント外)を回答してもらった結果。過去の利用枚数を厳密に覚えている人はあまりいないことからも分かる通り、概算的に区切りのよい10皿との回答が最多回答率を示している。
次いで多いのは5皿以下で15.1%。以下10皿未満の回答が多分を占めており、10皿を超える回答は少数派。区切りのよい15皿を含む15~19皿で多めの値が出ているが、これも1割に満たない。
回答性向が二分しているように見えるが、これは主に男女差によるもの。男女別々に仕切り直すと、その差がはっきりと出る。
男性の最大回答皿数は10皿、次いで15~19皿、その次に8皿。続いて20~24皿が入る。ところが女性は最大回答率が10皿で男性と変わりないものの、ほぼ同率で5皿以下が付き、その後も7皿、6皿、8皿と10皿以上が続いていく。実食動向として食している皿数が少ない状況が良く分かる結果となっている。ちなみに10皿以下をすべて足すと、男性は71.0%だが、女性は91.6%に達してしまう。見方を変えれば、10皿超の人は男性で3割近くだが、女性は1割にも満たないということだ。
ちなみに平均値を算出すると次の通りとなる。
男性は10.9皿、女性は8.0皿。3皿ほどの違いが見られる。実際には食べた種類や腹具合などで変化は多分に生じるが、大よその目安値として覚えておくと、役立つ機会もあるに違いない。
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