義理チョコのお礼する人約8割、クッキー・チョコが人気アイテム
間もなく到来するホワイトデー。バレンタインデーで甘い想いをした男性諸氏のセンスの見せ所でもあるこのイベント事情のうち義理チョコについて、リサーチバンクが2015年3月に発表した、男性に対して行った調査結果から、その実情を垣間見る。
今調査対象母集団ではバレンタインデーにチョコレートをもらった人は6割ほど。義理チョコに限ればほぼ半数に達している。
そこでこの義理チョコを貰った人、お返しをするか否かを聞いたところ、何らかの形でお返しをする人は8割強に達した。2割近くは「お返しせず」と答えている。
「全員」「一部」と区分が分かれているのは、本命チョコと異なり一般的には「本命チョコ:1対1」「義理チョコ:1対多数」の関係があるから。多くの人は義理チョコをもらった場合、全員に返す、言葉通り「義理」堅いリアクションをするようだ。
その義理チョコのお返しだが、お気軽なスタイルとしてお菓子が好まれており、お菓子以外のものを贈る人は1割程度でしかない(義理チョコのお返しとしてお菓子以外のものとなると、相手もかえって気を使いかねないとの懸念もある)。そしてお菓子の中ではクッキーが圧倒的。
世間一般にはホワイトデーで用いられるお菓子には
「クッキー…サクサク感からお友達」
「キャンディ…甘い関係との連想で本気」
「マシュマロ…すぐに溶けるので嫌い」
のような意味合いを持たせているとの解釈もある。しかし実際にはそこまで考えず、手に入りやすい物、手作りの際には美味く作れるもの、そして何よりも受け取る相手が喜びそうな物を選ぶことが肝要。具体名が挙げられているお菓子はいずれも入手が容易で、しかもこの時期は多種多様なホワイトデー用のものが用意されているため、すぐに調達できよう。
それでは主にお菓子で構成される、義理チョコのお返しとしては、いくら位の予算を検討しているだろうか。
ボリュームゾーンは500円から1000円未満でほぼ半数、500円未満が3割近くで続き、1000円台が2割近く。相手全員ではなく一人頭の予算なので納得、あるいは理解は出来る金額ではある。
ちなみに概算の平均を算出すると870円程度となる。相手の数が多くなるとやや負担は重くなるものの、妥当な線ではないだろうか。
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