ツイッター つぶやきするのは どんな時?
平日・休日を問わず自宅でくつろぎ時につぶやきを
チャットのように気軽に投稿できるお手軽さや、短文(140文字まで)しか送れない仕様が短歌や俳句を好む日本人気質にマッチしたこともあり、日本ではソーシャルメディアの一つツイッター(Twitter)が浸透を続けている。ライフメディアのリサーチバンクが2014年5月に発表した、ツイッターに関する調査結果では、全体で26%がアカウントを保有して利用、さらに13%はアカウントを持っていないものの閲覧をしていると答えており、合わせて4割近くが何らかの形でツイッターを見聞きしているという結果が出ている。
このうちアカウント保有者に、どのような場面で普段ツイート(つぶやき、書込み)をしているかについて尋ねたところ、もっとも多くの人が同意を示したのは「休日、自宅でくつろいでいる時」、ほぼ同率で「平日、自宅でくつろいでいる時」となった。多くの人は曜日を問わず、自宅でのくつろぎタイムにつぶやいていることになる。
「くつろいでいる時」に続く回答「休憩時間」も、解釈的には自宅以外でのくつろぎ時となるので、いずれにせよ「くつろぎの時間帯のツイート」がもっとも多い事例となる。
それらに続くのは「通勤・通学中」。通勤・通学中の「のりかえなう」「座れたヨ」的な独り言に近いツイートを、自分のタイムライン(自分で決めた特定の人における、他人のツイート集)で多数見受けることができる。時として通勤・通学の際のトラブルなどを報告する事例も目撃することになる。鉄道沿線での事故においては、一般報道より早いタイミングで詳細が伝えられることも少なくない。
これを男女別で見ると次の通りとなる。
「その他」「休日自宅でくつろぎ時」以外の全項目で女性の方が回答率が高い。女性は男性と比べて多様な場面でツイッターを利用し、つぶやいているになる。特に女性における「平日自宅でのくつろぎ時」はほぼ6割がツイートをしているという高率ぶりを示しており、相性の良さがうかがえる。
女性はモバイルでつぶやく
女性の多様な場面でのツイート状況(他人とおしゃべりする感覚でツイートをしているのだろう)は、その利用機器によるところが大きい。次のグラフはツイートをする端末を聞いたものだが、女性の方が圧倒的に携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォンの双方)の利用率が高い。
全体ではPC優勢1/3強、携帯優性5割近くといったところだが、男性に限ればむしろパソコンの方が優勢となる。ところが女性では6割強が携帯優勢となり、パソコンは少数派に留まってしまう。今調査では携帯電話の機種までは尋ねていないが、多分にスマートフォンによるところが大きいと考えられる。女性ではスマートフォンの浸透が本格化しはじめた2012年あたりから、急速に携帯電話の利用派が優勢になる傾向が確認できるからだ。
気軽に日常生活の中でおしゃべりするかのようにツイートをする。まさに言葉の語源通り「独り言をつぶやくかのように」利用するのなら、どこへでも持ち運べる携帯電話、特にスマートフォンが多用されるのは、当然の結果といえよう。
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