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全米オープン組み合わせ発表。松山はファウラーら、ウッズはJT、DJと同組!

舩越園子ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授
「あるべき状態」というウッズ。全米オープンで復活優勝なるか?(写真/舩越園子)

6月14日から17日の4日間、米ニューヨーク州ロングアイランドのシネコックヒルズで開催される今季2つ目のゴルフのメジャー大会、全米オープンの予選ラウンドの組み合わせが大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)から発表された。

予選ラウンド2日間は1番と10番の双方から選手たちが3人1組でスタートする「2ウエイ・スリーサム」方式で競われる。

【日本人は3名が出場】

小平智はポール・ケーシー(英)、ブランデン・グレース(南ア)とともに午前7時40分から10番スタート。

松山英樹はリッキー・ファウラー(米)、マーク・リーシュマン(オーストラリア)とともに午前8時13分から10番スタート。

初出場の秋吉翔太はマシュー・ジョーンズ(オーストラリア)、ライアン・フォックス(ニュージーランド)とともに午後12時30分から10番スタートする。

【注目を集めるペアリング】

大きな注目を集めると予想されるのは、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョーダン・スピース(米)、フィル・ミケルソン(米)の人気トリオ。午前8時2分から10番スタートとなり、ちょうど小平組、松山組の間でプレーすることになる。

そして、復活優勝の期待が膨らんでいるタイガー・ウッズ(米)は、世界ナンバー1のジャスティン・トーマス(米)、元世界ナンバー1のダスティン・ジョンソンとともに、午後1時47分、1番からスタートする。

【ウッズ復活優勝?】

メジャー14勝のウッズは、全米オープンを過去3度制しているが、2008年の勝利を最後にメジャー優勝から遠ざかっている。そして、チャンバーズベイで開催された2015年大会で予選落ちして以降は出場しておらず、今年は3年ぶりに全米オープンの舞台に立つ。

先週のメモリアル・トーナメントでは一時は首位に迫る勢いも見せたが、最終日はパットが不調で23位タイに甘んじた。しかし、ウッズは強気の笑顔で「全米オープンに向かって、僕のゴルフは今、あるべき状態にある」と自信を伺わせていた。

シネコックヒルズでの全米オープン開催は今年が5度目。3度目の開催だった1995年大会は、ウッズがアマチュアながら初出場し、フェスキューが生い茂る深いラフの中から脱出しようと無理やりショットして手首を痛め、途中棄権した苦い思い出のある場所でもある。

そして今年は、最後にメジャー優勝を飾った2008年から、ちょうど10年が経過した節目の年でもある。

思い出とアニバーサリーにあやかり、今年こそウッズの復活優勝なるか?世界の注目が集まっている。

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年に独立。1993年渡米後、25年間、在米ゴルフジャーナリストとして米ツアー選手と直に接しながら米国ゴルフの魅力を発信。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。2019年からは日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして多数の連載を持ち、執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、武蔵丘短期大学客員教授など活動範囲を広げている。ラジオ番組「舩越園子のゴルフコラム」四国放送、栃木放送、新潟放送、ラジオ福島、熊本放送でネット中。GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)理事。著書訳書多数。

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