kolme、2019年を代表するポップアルバム『Hello kolme』を語る

kolme / 写真提供:エイベックス

“楽曲派”と呼ばれ、作品力に定評を持つ3人組ユニットkolme(コールミー)の躍進が止まらない。メンバー自ら、作詞作曲、ラップ、振り付け、イラストを手がけるクリエイティヴワークが魅力な彼女たち。昨年リリースしたシングル「Hello No Buddy」のスマッシュヒットをきっかけに、さらなる革新がはじまった。2019年を代表するアルバムと名高い『Hello kolme』では、ピアノがアクセントとなる「The liar」、「Tie me down」などの新時代を切り開くアッパーチューン。そして、中盤以降、耳に残るのがスローファンクの快楽だ。世界基準の洋楽センスを見事にジャパニーズポップスとして昇華。ありそうでなかった中毒性の高い同時代性あるポップサウンドは、2019年の音楽シーンに強烈なインパクトを与えた。

耳に優しく心を暖かくさせてくれる人気曲「Why not me」、気鋭の女性音楽プロデューサーChocoholicとコライト(共作)した「Today’s」や、究極!?のドエス・ソング「Say good bye」。流麗なメロディーによって刹那ポップが炸裂する「Only for now」、柔らかなラップのフロウが心地よい名曲「No need to rush」など、Spotify主要公式プレイリストに驚異の13個同時リストインし、Apple Musicでも大フィーチャーされるなど、音楽ファンから注目度急上昇中のkolme。アルバムでは、センスに満ち溢れた全12曲を収録。すでに、発信力あるインフルエンサーに発見されつつあるが、二度目のフランス『Japan Expo』公演も成功し、より大きなムーヴメントを生み出すのはこれからだ。水を得た魚のごとく好調なオーラを解き放つメンバー3人に、話を聞いてみた。

●2019年、kolme新章のスタート!

――『Hello kolme』、素晴らしいアルバムになりました。昨年秋に、callmeからkolmeへ改名して、名前には慣れてきましたか?

KOUMI:読み方が変わらないので、たまに自分たちのサインを書くときにCじゃなくてKだったみたいな(苦笑)。もう慣れましたけどね。

RUUNA:色紙とか書くときね。それ以外は、本当に馴染んでいて。最初からKだったかのような馴染み具合です。

MIMORI:スタッフから言われたのは、Cのころのcallmeはアイドル部門として聴かれていたのが、Kになってからはバンドやアーティスト方面にも広がったと。その両面の広がりが嬉しいですよね。

――kolmeへの改名は、今まで以上に海外展開を視野にいれて活動していこうという思いの表れ?

RUUNA:そうですね。昨年夏『Japan Expo』でフランスに行ったときに現地の声とか、やっぱりCのcallmeだと違った意味でとらえられてしまうのを、生の声を聴いて実感したので、帰ってきて“すぐ変えよう!”って。

KOUMI:その頃、ちょうど新曲「Why not me」も出るし、タイミングもちょうどよかったんです。

――まさに、「Why not me」ではミュージックビデオでのヴィジュアル表現や、サウンド感への進化を感じられる変化を感じました。もともと仲の良い3人だとは思いますが、よりセルフプロデュースという、クリエイティヴ・ユニットのコンセプチュアルな方向性も明確になってきましたよね?

RUUNA:今回のアルバムは様々なことを3人で決めました。話し合う時間もすごく多かったですね。

KOUMI:歌詞の方向性とかもかなり好き勝手やっています。3人で最終チェックの決断もしましたから。

MIMORI:そんな流れだったので、いい意味でしっかりしなきゃって頑張りましたね。改めて、kolmeとしてやりたいことを見つめ直すことのできた制作期間でした。

●3人のアイデンティティー、kolmeらしさとは?

――kolmeらしさってどんな風にとらえてますか?

MIMORI:今回、ミュージックビデオも作って先行配信した3曲(「The liar」、「Tie me down」、「Why not me」)が、自分たちがこれまでやってきたなかで気づいたkolmeらしさという軸になったと思っています。「Why not me」の構成は、過去曲「One time」や「In my dream」の流れからのブラッシュアップな感じで。「The liar」は「Real love」や、デビュー曲のカップリングだった「Falling for you」の進化版なイメージで。

――改めて、結成当時の曲を聴くと、またカッコいいんですよね。

MIMORI:嬉しいです。でも、「Tie me down」だけは参考にしてきた過去の楽曲が無い、いい意味で新しいことを怖がらない自分たちらしさを表現できていると思います。迷うんだったら、怖がらずにいったんやってみよう、みたいな。

――トライ&エラーの精神ですね。それこそ2017年末に配信した「Hello No Buddy」がターニングポイントとして大きかったですよね? ライブでも新たなアンセムとして育ってきた曲だと思います。その後今回の3rdアルバム発売に向けて曲もいっぱい作られてきたし、アルバムへ向けて先行してリリースしていたシングル「Bring you happiness」、「One time」とは方向性も変わり、かなり精神的にも大変だったんじゃないかなと。その頃、ライブMCでもRUUNAさんが、“悔しい思いをしてる”って泣いてたし。

RUUNA:時間に追われるというか焦りがすごいあって……。今おっしゃってくれたように「Hello No Buddy」をきっかけにたくさんの方に私たちを知ってもらえるようになり、その後、プレイリストアルバム『Please callme!-20152018-』のリリースもあって、リミックス曲がたくさんプレイリストに入って。Spotifyバイラルトップ50(日本)チャート(※SNSで話題の曲のランキング)で盛り上がるなど、新規の方のたくさんの方の声をいただいて、はじめてプレッシャーみたいなものを感じるようになりました。これまでも本当に自分たちがいいと思う作品を出してきたと思うんですけど、周りの期待を感じたことで、次はどういう方向性に行くべきかで迷い焦りがありました。次に何を出したら、もっと食いついてくれるんだろうとか、喜んでくれるんだろうとか。

MIMORI:好きなのをバンッて出してた感じなんですけど、やっぱり「Hello No Buddy」のように愛された楽曲になって欲しいなと思って。そんな面では、進化も目標としながら“これがkolmeの新曲だね、好き好き!”って言ってもらえる作品を目指したかったんです。そこへたどり着けたのが3rdアルバム『Hello kolme』ですね。

●アルバム制作の過程で起きた意識の変化

――昨年夏に、急遽プレイリストアルバム『Please callme!-20152018-』を出したことで過去を振り返りつつも、同時に未来へと向けた新作アルバムへ向けての制作が走っていたんですもんね。曲を主に手掛けるMIMORIさん的には、作品作りへの考え方も変わってきたんじゃないですか?

MIMORI:そうですね。いろんな楽器や機材を触るようになって。これも使えるんじゃないかなとかアイディアにつなげつつ勉強して、それを活かしてスタジオに入りました。気合の入り方が変わりましたね。あと、さっきkolme感っていうワードがありましたけど、ふとどんな時でもメロディーを思い浮かべながらダンスしている様子が思い浮かぶんですよ。そこは意識の変化なのかもしれませんね。それぞれの役割分担も明確になってきました。

――KOUMIさんは「No need to rush」も素晴らしかったのですが、歌詞というか、ラップパートへのクリエイティヴ参加の割合も増えてきましたよね。海外センスを独自のセンスで取り込んだ、kolmeの新しい武器になったと思います。

KOUMI:ありがとうございます。前まではサウンドプロデューサーのRumb(ランブ)さんにたくさんアイディアをもらっていたんですけど、今回は、自分が歌いたい歌い方がどんどんわかってきました。

MIMORI:KOUMIが今回はすごい自由にやっていて。Rumbさんも言ってたんですけど、仮歌では私は日本語でしか入れられないので、英語でのフロウはKOUMIからのアイデアで、楽曲の完成度がさらに高まりましたね。

●自信となるアルバム『Hello kolme』の完成

――それこそ、楽曲へのそれぞれのこだわりも強そうでアルバムの曲順決めとか大変だったんじゃないですか? 

MIMORI:曲順はいつも制作チームのみんなで決めるんですけど、デビューのときから制作スタッフをやってくださっているディレクターとぶつかりましたね。みんな愛が強いので(笑)。「Interlude」の位置とか……。今回、プレイリストアルバムで「In my dream」をリミックスしてくれたChocoholicさんと一緒に「Today’s」を作らせていただいて。はじめて外部の方とコライトする経験をして、そうするとまた色が増えていくんですね。置き場をどうするか曲順でもめたり。

RUUNA:でもちゃんと、こんな理由があってと説得して。“なるほどね、わかった!”って納得してくれたんですけど。

KOUMI:珍しく折れてくれて(笑)。

MIMORI:私たちも強気だったからね。“絶対にこっちのほうがいい!”、って。

――2019年のkolmeは、傑作アルバム『Hello kolme』も完成して、新境地となるスローファンクな「Today’s」、「No need to rush」、そしてヒット感も感じられた「Say good bye」、「Only for now」など様々な成長が作品として形になりました。ライブでの表現も楽しみですね。

MIMORI:これまでは、自分たちも全然未熟でプロデュースとか曲作りとか手探りな状態でスタートしたので。でも『Hello kolme』が完成したおかげで、自信を持てるようになりました。kolmeらしさがより明確になってきたと思うので、次の作品も楽しみにして欲しいですね。

Hello kolme / 写真提供:エイベックス
Hello kolme / 写真提供:エイベックス

「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」全国ツアー スケジュール

2019.03.02【岡山】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」岡山公演

2019.03.03【福岡】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」福岡公演

2019.03.16【愛知】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」名古屋公演

2019.03.17【大阪】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」大阪公演

2019.03.23【宮城】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」仙台公演

2019.03.30【東京】「kolme Live Museum 2019 ~Hello kolme~」東京公演ファイナル

https://avex.jp/kolme/schedule/

kolme公式サイト

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