
遠藤誉
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『米中貿易戦争の裏側 東アジアの地殻変動を読み解く』(11月9日出版、毎日新聞出版 )『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『卡子(チャーズ) 中国建国の残火』、『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』『中国がシリコンバレーとつながるとき』など多数。
記事一覧
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2018年11月
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- 中国には対米強硬派がいるわけではない
- 中国は建国以来、米国を超えることが夢であり、中国社会の米国に対する憧れは尋常ではない。今は「中国製造2025」により夢の実現に向けて突進しており、米中関係はこの戦略を阻害するか否かが分岐点となる。
- 2018/11/30(金) 15:39
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- 米中対立はむしろ「熱戦」
- トランプ大統領が対中関税を引き上げる意向だ。中国に製造工場を持つアップルなどは打撃を受ける。米議会は中国の対米投資を厳格化したが、対中投資する米企業への報復を避けて抑制的だ。米中の相互作用を考察する。
- 2018/11/28(水) 6:57
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- 米中対立における中国の狡さの一考察
- 世界第二の経済大国になり巨額のチャイナマネーで他国の歓心を買い、欧米企業を買収して技術を丸のみしながら、自国の貧困層を救わず自国を発展途上国と位置付けてWTOの優遇策を受けている狡さを先ず考察する。
- 2018/11/23(金) 10:29
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- 米中対立は「新冷戦」ではない
- 中国は一党支配であるだけで国家資本主義に近く共産主義的要素はない。加えて習近平は米金融界の巨頭数十名を抱え込んで彼らとともにグローバル化を主張している。米中間にはイデオロギー的冷戦構造の要素は皆無だ。
- 2018/11/22(木) 7:33
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- APEC執務室に乱入した中国代表――国際スタンダードなど守るはずがない
- 17日、中国代表団はAPEC議長国の執務室に乱入し、首脳宣言を中国に有利なようにまとめさせようとした。安倍首相は「国際スタンダード」を要求しているので「一帯一路」協力は大丈夫と言うが、あり得ない。
- 2018/11/19(月) 15:31
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- 安倍首相は「三つの原則」と言っていなかった――日本の代表カメラの収録から
- 日中首脳会談冒頭における安倍首相の生の声を精査したところ、安倍首相は李・習両首脳に対して会談で「三つの原則」と言っていないことが判明した。従って日本が今後の日中の主導権を握る事態は存在していない。
- 2018/11/17(土) 8:32
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- 安倍首相、日中「三原則」発言のくい違いと中国側が公表した発言記録
- 10月26日の日中首脳会談で「3つの原則」と言ったか否かに関して、安倍首相は「会談中に言い、確認した」と言っている。しかし中国側の実況中継はそのように伝えていない。中国の報道を通して真相を検証する。
- 2018/11/14(水) 10:23
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- 「キッシンジャー・習近平」会談の背後に次期米大統領候補
- 米大財閥トップによって占められる清華大学の顧問委員会を牛耳るキッシンジャー氏が動いた。北京で習近平と会ったが、その背後にはなんと、次期米大統領選出馬を狙うマイケル・ブルームバーグ氏(民主党)がいた。
- 2018/11/12(月) 7:02
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- 中国はアメリカ中間選挙の結果をどう見ているか――「環球時報」社説
- 中国の外交部報道官はコメントしないと言ったが、環球網の社説は詳細に中間選挙の結果を分析し、中国への影響のみならず、他国への影響も考察している。環球網が言わせたと思われるネットのコメントも見てみよう。
- 2018/11/10(土) 8:31
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