美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」を公開
5月25日、美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」をウェブサイト上で公開した。 ガザ戦争に対する意⾒表明 芸術表現に関する⾔説⽣産に従事するものとして、2023年10⽉7⽇以降、主にガザ地区で起こっている戦闘⾏為を深く憂慮し、戦闘、殺戮、またそれに対する加担、⽀援に対し、反対の意を表明するとともに、速やかな当該⾏為の停⽌を求めます。 今回の継続的、組織的な蛮⾏に対して、同時代のすべての社会的実践は無関係ではなく、芸術表現に関する⾔説⽣産もその例外ではありません。 そのことを深く⾃問、⾃省するとともに、事態の終息に向けたあらゆるかたちの実践と、解決に向けた努⼒を尊重します。 なお、この意志表明は、特定の⺠族に対する批判、差別を意図するものではないことを付記しておきます。 2024年5⽉25⽇ 美術評論家連盟(公式ウェブサイト掲載のPDFより一部抜粋) イスラエルによるパレスチナ侵攻が苛烈を極めるなか、飯山由貴らによる抗議活動(国立西洋美術館、3月11日) や、総勢100名以上のアーティストやボランティアによって開催された「パレスチナ あたたかい家」(NAMNAMスペース、5月2日~12日)、現在開催中の「If I must die, you must live 私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」(ワコウ・ワークス・オブ・アート、5月22日~6月29日) など、国内のアート領域でもこの戦争に対抗する運動が広がりを見せている。