「池原ダムのブラックバスはフロリダ系、なので頭が良い」警戒心の強い67cmのデカバスを釣り上げたワームとは。
8~9月 梅雨のドバミミズパターンは10inロングワームで
井上「RCリヴィング10inは自重が20gほどある高比重設定で、フォールでふわふわと落ちてくれるのが特徴。梅雨時期に山から落ちてくるドバミミズを意識したパターンで、梅雨から9月まで効きます。魚がルアーを見つけてくれれば高確率で食ってくれますよ。これも魚を見つけてアプローチしていくんですが、ブラインドでもOK。岩盤の流れがヨレているところや垂直岩盤に入れてフォールさせて、中層にいるバスがワームが着底するまでの間に見つけて食ってくれる感じです。使うのは水深5mくらいの岩盤が多いです。RCリヴィングは3.9inと10inは両方用意しておきましょう。その中間の長さは見切られちゃうことが多いんですよ。ちなみに自分の池原レコードの67cmはこのワームでキャッチしてます」 雨後などの増水で、岩に流れが当たってできたヨレを狙い、RCリヴィング10inをアプローチ。あとはフォールさせるだけで、バスが見つけて食ってきてくれる。着底したら回収でOKだ。この時期に出てくる大きなドバミミズを意識したパターンだ。 池原攻略において欠かせないのがロングワーム。RCリヴィング10inは井上さんの超信頼ワームで、これまでキャッチしたロクマルは数知れず。 TACKLE ロッド:スペルバウンドコア SCC-68MH(エンジン) リール:アブガルシア レボEXD-SHS(ピュア・フィッシング・ジャパン) ライン:ザルツ ザ・ブラックFC 14lb(ラインシステム) フック:タリズマン#1/0(リューギ)
春・冬/エビパターン最強のひと口サイズワーム
井上「これは春と冬にエビパターンのときに活躍する釣り。この時期は減水傾向にあり、水位が下がって攻められるようになった岩盤のえぐれや立木などに入れていく。バスがいたらサイトでアプローチ。フォール中にワームのパーツがピリピリと動いてアピールしてくれ、バスが寄ってきて10cmほどの距離になったら逃しを入れる。逃したワームを追ってきて、また10cmの距離になったら逃しを入れる、この繰り返しで食わせていきます。その日によって食うレンジがあるんで、チェイスだけで終わったら次に見つけたバスはもうちょっと深いレンジで逃がしたりしてください。日が当たっているよりも日陰になっている部分のほうが食いやすいですね。この釣りは逃しなので、ラインは伸びないPEをチョイスしています」 バスが近づいてきたら、10cmの間合いになったところで逃しを入れる。また近づいてきたら同じく10cmの間合いで逃すというのを繰り返すと、ワームとバスとの距離がだんだん近づいて最終的には食ってしまうのだ。 小さいエビを意識して使うのがこのシュリンプB。60cmを越すバスであっても、スジエビのようなベイトを頻繁に食べているという。