「池原ダムのブラックバスはフロリダ系、なので頭が良い」警戒心の強い67cmのデカバスを釣り上げたワームとは。
12~2月/タイニーのi字引きで池原ダムのロクマルを大量捕獲
井上「2023年に一番ロクマルを釣ったのがタイニークラッシュのi字引き。リップレスにしてフィンテールを下向きにセット、板重り0.5gをフロントフック部分に貼って使います。水面直下20cmくらいのレンジをゆっくり引いてくると、ルアーの下からヌ~っと現れてバクッと食ってきます。リトリーブスピードはスーパーデッドスローで、ハンドル1回転3秒くらいを意識してください。これは冬に効果的で12月から2月くらいまで効きます。真冬でも表層のルアーを見つけて食ってきますよ。あとはアフターの時期にも効くのでおすすめです。岩盤や普通のバンクなどで、岸から5m離して平行に引いてください。こうやって引くほうがデカいバスは見切られにくいですね」 5mほど沖を岩盤と平行になるように引いてくる。ルアーのレンジは水面下20cmほどをキープする。デッドスローで引いてくるとバスが下から浮いてきてバクッとバイト。真冬でも大興奮のビッグバスゲームが楽しめる。 タイニークラッシュのi字引きは井上さんが昨年もっともロクマルを釣ったパターン。その下のサイズも含めればかなりの数のバスをキャッチしている釣りだ。 TACKLE ロッド:スペルバウンドコア プロトタイプ(エンジン) リール:カルカッタコンクエスト201XG(シマノ) ライン:ザルツ ザ・ブラックFC 20lb(ラインシステム)
8~9月/フォール1発勝負で決める夏のミミズパターン
井上「8~9月に効くミミズパターン。これはサイトフィッシングの釣りで、魚がバンクを向いているならボートを岸に近づけて、バスの目線にラインが入らないようにキャストし、バスの目先の少し先に、バンクに乗せて落とす。うまくいけば、着水からのフォールで気付いて食ってくれますよ。フォールで食わなければ、着底後に連続シェイクを入れてください。どうやって入れたら食うかをしっかり考えて、なるべく離れた場所からアプローチするようにしましょう。バスが止まっていればチャンスですね。自分はいつも岸から5mくらい沖をボートで流していくんですが、バスを見つけたら一旦通り過ぎてから、戻ってアプローチすることが多いです。ラインはPEだと見切られやすいのでフロロ3lb通しで、飛距離が欲しいので4lbではなく3lbにしています。3lbでもロクマルを何度もキャッチしてますし、過去に66cm4900gも釣ってますよ」 ルアーは岸に乗せてから水中に落とし、山から落ちてくるミミズをイミテート。なるべく岸と平行に位置どりしてキャストするとバスにラインの警戒心を与えにくい。沖からキャストするとラインの存在感でバスが逃げてしまうことが多いのでNG。 操作性を上げるためにラインはフロロ3lb。正しいタックルセッティングとファイトを駆使すれば60オーバーがかかっても問題なく取り込むことができる。 TACKLE ロッド:スペルバウンドコアハイクラス SCHS-62UL-ST サイトスペシャル(エンジン) リール:ツインパワーC2000SH(シマノ) ライン:ザルツ ザ・ブラックFC 3lb(ラインシステム) フック:スーペリオMⅡ#6(エンジン) ネイルシンカー:1/20oz