「池原ダムのブラックバスはフロリダ系、なので頭が良い」警戒心の強い67cmのデカバスを釣り上げたワームとは。
ビッグバスの聖地、池原ダムで驚異的なペースでビッグフィッシュを釣りまくるスーパーロコがいる。それが井上慎二郎さんだ。サイトフィッシングを軸にした剛柔兼ね備えた彼の釣りを参考に、池原ダムのロクマルに挑んでみよう。 【画像】「67cmだと…!?」ロクマルを釣り上げたワームとは
井上慎二郎(いのうえ・しんじろう)
奈良県出身・在住。10代から池原ダムに通い込みバスフィッシングの腕を磨いてきた。池原ダムでの各種トーナメントに出場し、高い戦績を収めてきている。得意な釣りはサイトフィッシングで、冬季でも目で見て釣るスタイルにこだわる。
ロクマルは警戒心が強くルアーの見切りが早い、だからディスタンスが大事
現地では知らない人はいない池原ダムのスーパーロコ、井上慎二郎さん。ハイシーズンはもちろん、冬でもサイトフィッシングにこだわり、多くのビッグバスを手にしてきている。 「デカいのを釣ろうと思ったら魚を目で見てサイズを選んでいったほうが効率がいいですからね。バスはロクマルから一気に釣るのが難しくなってきます。池原のバスはフロリダ系なので、他のフィールドと比べても頭がいい気がしますね。というのも、警戒心が高くルアーの見切りが早い。なので、魚に対するアプローチが大切になってきます。アングラーの影、アングラーのちょっとした動きを察知して逃げていきますから。まずはディスタンスを取るというのがひとつ近道かと思います」 では、ロクマルを釣る上で大事なことは? 「まず、ロクマルがいる場所を知るというのは第一条件。池原でいうと、上流から中流にかけての岩盤などで見かけることが多いです。外敵から見つかりにくくて、やや水深があって自分がいやすい場所ですね。いい場所にあるスタンプなどには毎年ロクマルがいたりしますから。ロクマルのいる場所は、実はある程度決まっているんですよ。最上流などは40~50cmくらいのバスはいますが、ロクマルはあまり入ってきません。基本的にでかいバスは他のバスよりも一段下のエリアにいることが多いですね。ビッグベイトをi字で引いてきて、チェイスさせて魚の居場所を確認するというのも手です」