東大医学部を出て医師になった佐藤ママ長女が振り返る、母の“炎上”と受験生時代 「中学受験してよかったと思っている」
佐藤:あなたから言ったんだっけ? とにかく女の子はお風呂も髪を乾かすのも何十分もかけるんですよ。同じ大学を受けた兄たちにはそんな時間はなかったんだからその時間はもったいないよね、って言ってたんです。 長女:でも母は下からバーっとドライヤーを当てて乾かすんですよ。それがちょっと嫌でしたね。私はキューティクルを大事にしていたので髪の毛の流れにそって上からかける。 佐藤:なんかそんなこと当時から言ってたわね。でも根元からバーっと乾かしたほうが早いし、東大受けるのにキューティクルがどうとか言ってられないでしょ。 長女:3月10日までは受験生でいようと思っていたので仕方ないと思っていたんですが、東大の合格発表が3月10日にあって、その翌日か翌々日に真っ先に美容院に行きました。美容師さんからちょっとキューティクルが壊れていると言われて悲しかった思い出が(笑)。 ――中学受験の直前期はどんな過ごし方をしていましたか? 佐藤:もうまさに「まな板の鯉」の心境でしたね。どうせバタバタするなら思いっきりバタバタしようぜ、って二人で言ってました。あれやってない、これやってないと焦っているだけではダメだから、バタバタしながら毎日淡々とやることだけやって、受験日を迎えようって。 長女:そうですね。一日一日を一生懸命やっていた感じですね。 ――今後、子どもが生まれたら、中学受験をさせたい? 長女:私自身は中学受験をして良かったと思っているので、可能だったらさせたいな、と思っています。私が通っていた中高一貫校だと中2の終わり頃からもう高校の勉強に入っていたんですが、大学受験に必要な内容を3年間と3年間とで分ける必要はないと思うんです。なぜなら、中学3年間の勉強より高校3年間の勉強のほうが圧倒的に重いので。早めに1周目を終わらせて、何度も繰り返したほうが定着しやすいと思います。もちろん住んでいる地域とかご家庭の事情などもあると思いますが、中高一貫校は自分にとっては良かったかなと思っています。6年間ずっと同じ友達と一緒にいられるので友情も深まりました。