「振られた仕事を断れない人」を卒業する簡単ワザ、キャパオーバーで無理をしたって意味がない
どうにもならなければ、相手より上の立場の人や、社内の問題を解決する部署に相談してほしいわ。相手が話しかけられない雰囲気を出すのも、ある種のパワハラだから、然るべき手段に出ることも視野に入れてね。 ■同調を求めてくる相手とは「関わらない」が基本 逆によく話しかけてくるけど、むやみに同調を求めてきて、かえって面倒な相手もいる。そういう場合は、たとえ相手が上司で、同調するしかない場面であっても基本は「関わらない」「反応しない」「気にしない」よ。
しかし、「反応しない」「気にしない」はできるけれど、「関わらない」は難しいと思う人は多いかもしれないわね。そこで、ここでは「関わらないコツ」を紹介するわ。「関わらざるを得ない」と思っても、本当に関わらざるを得ないことはまれなの。 これは主に職場で有効な方法よ。「同調したくないのに、同調せざるを得ない場面」は、たいていどうでもよく、本来の業務と関係ない場面よね。それならば、本来の仕事に集中していれば、無理に同調させられる場所から一時的に抜け出せるの。また、本来やるべきことを一生懸命やっているなら、同調しないことが原因で嫌われることもあまりないのよ。
ここでアテクシの若い頃のお話をするわね。少しの間働いた病院の上層部の先生が、自慢話が好きな人だったの。ある日、その先生がこう言ったわ。 「新しい病棟が完成したので、見学ツアーをします」 アテクシはカルテの整理を中断してツアーに参加したのだけど、何も役に立つ話はなく、「設備にすごくお金をかけた」のような自慢話で終わってしまったのよね。 多くの先生がこのツアーに参加させられたのだけど、参加していない人もいたわ。その人たちは書類を作成したり、患者さんと話していたりと、仕事に集中していたの。途中でこのツアーを抜け出した先生たちも、仕事を思い出したと言って(あるいはそのフリをして)、その場を抜けたわ。それでも特に悪目立ちもせず、お世辞を言う必要もなく済んだの。同調したくない話にあわせられそうなら、仕事を言い訳に逃げても問題ないのよね。