「振られた仕事を断れない人」を卒業する簡単ワザ、キャパオーバーで無理をしたって意味がない
「実はプロジェクトを3つ抱えていて、明日の会議の進行も私が担当になっています。先ほどの件も、ぜひ担当したいのですが、難しい状況です。大変申し訳ございません」 ある程度事情を伝えながら断ると、相手も受け入れやすくなると思うの。もちろんこの方法でも「仕事なのに断るのはありえない」と思う上司もいるかもしれないけれど、即答で「今は難しいです」と断るよりは、よほどましなはず。 また、仕事の評価は、最後の印象が大切よ。キャパオーバーの仕事を無理に引き受けるより、仕事量をコントロールしていい結果を出したほうがアナタの評価は上がるもの。その場合、最初に他の仕事を断った「過程」はあまり印象に残らないはずよ。
ただ、この「ペンディング法」にはコツがあるの。それは、保留する時に返事の期限を必ずつけること。「いつまでに返事できるか」を聞かれる前に、自分から期限を設定することが大切よ。そしてその期限は早いほうがいいわ。これによって「真面目に向きあっている」ことがきちんと相手に伝わるのよ。 ■大切なのは日頃からの「スケジューリング」習慣 もう1つやっておくべきことがあるわ。それは、今やっている仕事を普段からきちんとスケジューリングすること。
やらなければいけないことを全部洗い出して、1日当たりどれぐらい進めるのかをしっかり決めておく。これは具体的であるほどいいのよ。理想は、1日でやることを箇条書きで示せている状態ね。 これを日頃からやっておくと、今日やるべきことが常に頭の中にある状態になるの。ぜひ試してほしいわ。自分にどれぐらい余裕があるのかわかりやすいし、引き受けられる時はペンディングしなくても「はい、できます」と自信を持って言えるようになる。そうなると、アナタは成長するし、周りからの信頼も増していくわ。
■話しかけづらい上司にこそ、徹底した「報・連・相」を とはいえ、職場ではただでさえ話しかけづらい上司や同僚相手だと、こんなコミュニケーションすら取りづらいもの。しかも、「話しかけるな」とでも言いたそうなオーラを発している人に限って、「なぜ早く言わなかったんだ!」と怒るから厄介よね。 話しかけにくい人への具体的なコツを話す前に、心がまえを確認しておきましょうね。 それは、「どんなに話しかけにくくても、絶対に『報・連・相』をする強い意志」を持つこと。相手が話しかけにくいオーラを放っていても、「話すな」とは言っていないわ。