24歳のオーナーパティシエが営む「喫茶ねりね」(大阪・豊中)がエモい! 優しくて懐かしく、安心できるケーキを。
メイン素材をしっかり活かす! 名前からイメージする味を追求していきたい
ここからは「喫茶ねりね」のお菓子を紹介します。ここ最近の若手パティシエの独立はベイクショップやオンラインショップが主流ですが、窪田さんが力を入れたいのは「もちろん、ケーキです! 」とのこと。手作りのケーキが7~8種、マフィンやパウンドケーキなどの焼き菓子、さらにはワンちゃん用ケーキまで! (ウッドテラスはワンちゃん連れOKだそうです)こちらは「きなこと栗のロールケーキ」。きなこと栗のクリームを、きなこを混ぜ込んだしっとり生地で巻いています。クリームに混ざった栗の甘露煮が食感のアクセントです。このお店の雰囲気に合う和風な味わいで安心します。こちらは「林檎のベイクドチーズケーキ」。林檎のコンポートを生地に混ぜ込み、チーズは違った酸味に優しい甘さもプラスしています。しっかり濃厚なチーズだからこそ、林檎の味わいと食感で絶妙なバランスをとっています! こちらは「濃厚ガトーショコラ」。生チョコのようなしっとりさと濃厚さを意識して作っているそうです。外側はサクッと、中はレア感が残っていて、チョコレートを食べている! と実感できます。窪田さんはケーキを試作する時、ケーキの名前からイメージする味とちゃんと一致させることを大切にしているそうです。「例えばチーズケーキを注文する方は、チーズが食べたいと思うんです。なのにチーズの風味が薄いとか、思っていたようなチーズケーキじゃなかったら…がっかりですよね。みなさんが思う味をしっかりイメージして、近づけていきます。みなさんが安心する味のケーキを提供していきたいんです」お客さんに喜んでもらうことを喜びとする窪田さんのケーキは、どれも初めて食べるのに、少し懐かしいと感じる安心さがありました。もちろんテイクアウトもできますが、ぜひ「喫茶ねりね」の庭を眺めながら、時間を忘れてくつろいでほしいです。「ねりね」とは、ヒガンバナ科の花の名前。別名はダイアモンドリリーと呼ばれ、日当たりの良い場所に咲くそうです。ねりねの「また会う日まで」という花言葉から、「喫茶ねりね」と名付けたのだとか。「一度来てくれた方に、また会いたいという気持ちを込めています。常連さんがいっぱいのお店にしていきたいです」レストランで調理経験もあるから、ランチメニューも充実しています。ピラフ、ドライカレー、オムライスにナポリタンといった洋食や、お酒に合うビストロ風メニューもあり、想像以上に本格的です。自分とお客さんが美味しいと思うものを作る若きパティシエールに、会いに行ってみてください。 About Shop 喫茶ねりね 大阪府豊中市清風荘2-4-14 営業時間:12:00~19:00(L.O18:15) 定休日:月曜日、木曜日
ウフ。編集部 あかざしょうこ