ベルギー対イスラエル戦の開催をブリュッセル市が許可せず パレスチナ紛争影響し治安懸念
ベルギーサッカー協会は「遺憾」も代替案を検討
9月6日に予定されていたUEFAネーションズリーグのベルギー対イスラエル戦の会場、ボードゥアン国王競技場を管轄するブリュッセル市が開催を認めないことが明らかになった。 『Euronews』によると、イスラエルはパレスチナと交戦状態にあり、連日のように抗議行動が行われているため、ブリュッセル市は6月19日、治安上の懸念から試合開催は不可能だという結論に至ったという。 ブリュッセル市は「困難な時期にあり、首都でこのような試合を開催すると、間違いなく大規模な反対デモを引き起こし、観客、選手、住民、警察の安全を危険にさらすことになるという結論に至った」と声明を発表。 ベルギーサッカー協会(RBFA)は慣れ親しんだホームスタジアムでの開催を希望し、無観客試合での実施を受け入れていた。協会はブリュッセル市が許可しなかったことを遺憾としながら、ホームで試合を行えるように複数の自治体や治安機関と連絡を取って解決策を模索しているという。 ブリュッセルでは2023年10月16日にイスラム過激派によるものと思われる銃撃事件でスウェーデン人に死傷者が出て、EURO予選ベルギー対スウェーデン戦が前半終了時点で中止に追いやられた経緯がある。
構成/ザ・ワールド編集部