ゲーミングノートにこれ以上求めるものはない。Lenovo Legion Pro 7i 16レビュー
Lenovo Legion Pro 7iのバッテリー持ち:万能だけど長持ちじゃない
「やりたいゲームができない」ことは、Legion Pro使用期間中、一度もありませんでした。60FPS以上の高設定という条件付きではありますが。RTX 4080なら当然予想の圏内ですが、インテルHXシリーズのCPUでも悪くありません。 GeekbenchとCinebenchのスコアは期待通り。Geekbench 6はシングルコアで2800、マルチコアで16860という結果。Cinebenchも同様でした。Core i9-14400HXはレンダリングも完ぺきにこなせます。 Geekbenchのテストでは、BMWの画像1枚のレンダリングにかかる時間を計測したのですが、Legionは約1分40秒でした。MacBook Pro 16のM3 Max搭載モデルに迫る好成績です。 これだけのスペックなので、プレイに支障を来たすゲームはごく少数です。『Horizon Zero Dawn』などのタイトルは最高の設定で簡単に100FPS超え、でしょう。試しに『Cyberpunk 2077』でベンチマークしてみたら、最高の設定で100FPS近くまで上がりました。レイトレーシング機能をONにしたら50ちょいまで落ち込んでしまったけど。ほかの『Suicide Squad Kill the Justice League』や『Warhammer 40K: Darktide』はノープロブレムです。設定を最高に押し上げてもフレームレートは90を余裕で超えてました。 もちろんLegionの処理性能を常時MAXにする必要はありません、これはゲームでも同じ。Lenovo Vantageには「GPU Working Mode」というオプションも付属しています。これは、i9のGPUを使うかRTX 4080を使うか、GPUのモードを切り替えられるというもの。バッテリーをなるべく長く使いたいならONにしておくといいでしょう。 毎日メインで使うPCにするには、サイズ、重さ、あとバッテリーがネックですね。普通に使うと4時間も持たなくて、省電モードにするか充電するよう催促がきます。省電モードに切り替えて、要らない機能をOFFにして、画面を暗くしても、ランチ休憩の前に一度は電源探さなきゃならない感じでした。 まあ、標準でついてくる330Wのバッテリーは急速充電対応なのがせめてもの救いです。40分ぐらいで100%充電できました。これは後ろについてる専用のポートで行ないます。USB-Cの充電も最大135Wまで対応していますが、そこまで早くはできないと思ったほうがよさそうです。