「Xperia 1 VI」「Xperia 1 V」はどちらが見やすく、持ちやすい? 実機比較で分ったこと
6月7日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが発売した「Xperia 1 VI」。SNSで大きく注目を集めたのはソニー製スマートフォンのハイエンドモデル1シリーズとして初めてアスペクト比が変更になったこと。ソニーは2019年のXperia 1から一貫して21:9のアスペクト比にこだわっていたが、Xperia 1 VIではアスペクト比を21:9から19.5:9に変更した。 【画像】Xperia 1 VIとXperia 1 Vの画像表示比較 そこで、1つ前の世代となる「Xperia 1 V」と比較し、アプリの表示領域がどのように異なるのか、アスペクト比の変更が持ちやすさにどう影響するのかを実機で検証する。
よく使うアプリの見栄えはどう違う?
まずはアプリの挙動から確認する。 両モデルに動画アプリとして「YouTube」、SNSとして「Facebook」「X」をインストールした。ブラウザはプリインストールされている「Google Chrome」で確認した。 YouTubeは16:9比率の動画が一般的だが、21:9のXperia 1 Vは左右い何も表示されない領域(黒帯)が広いのに対し、Xperia 1 VIでは全画面ではないものの、Xperia 1 Vよりも動画の表示領域が広い。 加えて、Xperia 1 VIの方がXperia 1 Vよりもコンテンツは大きく表示される。16:9比率に近い19.5:9比率である方が無駄になるスペースが少ないためだ。 Xperia 1 Vの21:9比率を生かしきれていないコンテンツが16:9比率の動画なら、19.5:9比率のXperia 1 VIで視聴した方がいいだろう。YouTubeは動画の拡大と縮小に対応しており、拡大してしまうと四隅が見切れる代わりに、画面いっぱいに動画が広がる。この場合も、Xperia 1 VIの方が見切れる範囲が少ない。 Facebookへの投稿の見栄えにも大きな違いがある。1行あたりにより多くの文字数を表示できるのはXperia 1 VIで、文字や画像もより大きく表示されている。 横ではなく縦にどれだけ多くの情報を表示できるのか見比べると、21:9比率のXperia 1 Vの方が19.5:9比率のXperia 1 VIよりも多くの情報を確認できた。1つの投稿に加えて、もう1つ別の投稿も一部を確認できる。これは縦長表示の利点といえる。 XもFacebook同様、横一列に表示される文字は21:9比率のXperia 1 Vよりも19.5:9比率のXperia 1 VIの方が多く、縦に表示される情報量はXperia 1 VIよりもXperia 1 Vの方が多い。