【減塩食品市場2023】「おいしい減塩」は新しいフェーズへ 健康寿命の増進に寄与
消費者が「おいしく減塩できる商品」の選択肢が広がっている
食塩は生命活動に欠かせない物質である一方、過剰な摂取は高血圧をはじめ身体にさまざまな弊害をもたらすリスクがある。しかし、単に食塩を減らすだけでは、味が物足りなくなることから、多くの食品メーカーや原材料メーカーが「おいしく減塩できる素材・調味料」「減塩してもおいしさにインパクトがある加工食品」を開発している。かつての「減塩食品はおいしくない」というイメージを払拭して、「おいしい減塩」は新しいフェーズへと差し掛かっている。日本高血圧学会では減塩食品リストを作成・更新しており、最近はそのリスト掲載品を活用した「おいしい減塩商品」の開発も活発化している。また国立循環器病研究センター(国循)では「塩をかるく使っておいしさを引き出す」という考え方を基に「かるしお」認定制度を運営しており、その認定商品への注目度も高まっている。
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日本食糧新聞社