【食品業界のサステナビリティ】社会課題の解決とSDGs達成で「選ばれる企業」に
定期的に動物性の食べ物を植物性に切り替えて、体にも環境にもサステナブルな食生活を目指す「食べるサス活」プロジェクトが始動。J-オイルミルズが立ち上げ、展開中の乳系プラントベースフードの普及に努める
貧困、格差、ジェンダー、環境、健康――。2015年に策定され、2030年を達成年限とするSDGs(持続可能な開発目標)の「中間年」を迎えた今、新型コロナウイルス感染症や気候変動、ロシアによるウクライナ侵攻、食料やエネルギー安全保障などの問題が複雑に絡み合い、私たちは未来に向けて解決しなければならない多くの課題を抱えている。日本の食品業界でもSDGs達成のため、サステナビリティを経営に取り入れる企業が増えてきた。ロスを出さないための需要予測、フードテックへの取り組み、再生エネルギーの導入、環境配慮型パッケージの採用などがその代表例だ。消費者や従業員、株主、取引先などのステークホルダーから「選ばれる企業」になるためには、事業を通じてサステナビリティ・SDGsに取り組んでいるか否かが大きな判断材料の1つになる。
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日本食糧新聞社