【保存版】「異例のシーズンだった」PGAツアー。レックス倉本が2024年シーズンを大総括
2勝を挙げ賞金ランク3位に入ったのは松山英樹。2021年にマスターズチャンピオンとなり、日本で開催されたZOZOチャンピオンシップでも優勝。ただ翌シーズン序盤のソニーオープンで優勝したのを最後に勝利からは遠ざかっていました。 怪我などもありコンディションが万全でない中のツアー参戦は、本人にとってもフラストレーションのたまるものだったと思います。成績を見るとピークアウトしてきたようにも見えますが、今年の試合での表情やインタビューを見ていると心に余裕が出てきたようにも見えます。 2シーズンぶりの優勝となったシグニチャーイベントのザ・ジェネシス招待では、最終日に大会コースレコードの「62」をマークし見事な逆転劇を見せてくれました。ショットが非常にキレており、中でもアイアンショットの精度は抜群でした。これ以降もシーズンを通してスウィングの精度も良く、不安なく振っているように見えました。今季のようにコンディションさえ整えば、来シーズンはキャリアハイを更新するような活躍も期待できるでしょう。
シーズン序盤に大きなニュースとなったのが、ニック・ダンラップによる33年ぶりのアマチュア優勝です。翌週にプロ転向を表明し、7月のバラクーダ選手で早くもツアー2勝目を挙げました。 弱冠21歳のダンラップですが、全米ジュニア、全米アマで優勝しており実績は十分。まだ身体はヒョロっとしている印象ですが飛距離は出ますし、ショートゲームも上手く平均点の高いオールラウンダーという印象です。ガッツあるプレーで攻める強気のスタイルが特徴。ツアーの人気者になるポテンシャルは十分。注目してください。 今シーズンはPGAツアー以外でも、選手のレベルが非常に高くなっているという印象を受けました。来シーズンはダンラップのようなニューフェースが何人も出てくるかもしれません。
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