広島・森下暢仁は3500万円増の年俸1・65億円 「先発陣の中でどの選手よりもいい数字を残したい」
広島・森下暢仁投手(27)が11日、広島市の球団事務所で契約交渉し、3500万円増の年俸1億6500万円(推定)でサインした。床田、大瀬良に続き、開幕投手に名乗りを上げた。 「開幕投手はチームの顔。そういう部分は常に持っておかないといけないと思う。先発陣の中でどの選手よりもいい数字を残したい」 5年目の今季は右肘の張りで開幕には間に合わなかったものの、自身2年ぶりの2桁勝利と規定投球回(143回)に到達した。23試合で151回⅔を投げ10勝10敗、防御率2・55。6月にはマダックス(100球未満の完封)、7月には三者連続3球三振と記録を残したが、勝負の9月に5戦5敗と失速し、チームは首位から4位に転落した。 「9月に入ってからチームに迷惑をかけた。失速を食い止められなかった。そういうことがないようにしたい」 このオフは元広島で日米通算165勝の前田健太(タイガース)直伝のウエートトレに励み、シーズン終了後から5キロ増の体重86キロを目標に掲げる。来年1月は昨オフに続き前田と合同自主トレーニングを予定。マエケン流でエースの座をつかみ取る。