闇バイト強盗に襲われたら…いますぐできる「自宅防犯」3つのこと
防犯ガラス、防犯フィルムの問い合わせは42倍!
なんと、セコムでは闇バイトの強盗事件が多発するようになってから、一般消費者からの防犯に関するお問い合わせが急増しているという。 「たとえば10月ですと、セコム・ホームセキュリティについてのお問い合わせ件数は去年の同じ時期と比べて5倍になっています。中でも、窓ガラスを強化するような“防犯ガラス”や“防犯フィルム”についてのお問い合わせは42倍と、かなりの件数になっています。一連の闇バイトによる強盗事件の報道を見て不安になったので検討したいというお話はやはりとても多くて、ご自身の自宅だけでなく、離れて暮らすご家族が心配で、という方からのお問い合わせも多いです」(古山さん) ご存知のように、セコムは一般家庭向けの防犯対策として、業界シェア NO1を誇る家庭用警備システム(セコム・ホームセキュリティ)が有名だが、防犯全般を手がけていて、防犯ガラスやフィルム、監視カメラなどの開発や販売なども行っている。そういった個別の防犯機器についての問い合わせも今年はかなり増えているという。 「お客さまから寄せられたお問い合わせ内容からは、闇バイト事件に対する関心の高さを強く感じています。セコムでは、1981年に日本初の家庭用安全システム『マイアラーム』(現・「セコム・ホームセキュリティ」)を開発していますが、ここまで多くの方が危機感を持たれていると実感するのは、とても珍しいことです。初めてと言ってもいいかもしれません。 ですが、私たちがまずお伝えしたいのは、今回のような闇バイトの強盗事件の防犯対策は、従来の不法侵入型の犯罪の防犯対策とはフェーズ(様相)が違う、ということです。 従来の不法侵入は、プロの犯罪がほとんどです。誰にも見つからずに住宅に侵入し、いかに自分が捕まらずに盗みを遂行するか、ということを念頭に犯行を行います。つまり、従来の不法侵入者はセンサーライトで照らされて目立ってしまうことや庭の見通しが良くて気づかれやすい状況を嫌がるので、そのような防犯対策を行うのが効果的といえます。 ですが、今回の一連の闇バイトの実行役は、指示役から“この家に行け”と言われたら、センサーライトがあろうがなかろうが、侵入してしまう、ということなのです。ですので、闇バイトに向けて行う防犯対策は、一般的な防犯対策とはちょっと別のものになると思っています」(古山さん)