鳥居で懸垂、伊勢丹で電子タバコをプカプカ「インバウンド外国人3000万人超え」の裏で横行する超迷惑行為
コロナウイルスが猛威を振るった過去数年とは一転し、国内外の往来が活気を取り戻した2024年。海外から日本へと訪れる観光客も大幅な増加を見せている。 ■【画像あり】京都市で混雑緩和に導入のハンズフリーバス 「日本政府観光局によれば、24年・10月の訪日観光客は331万2000人を記録。1964年の統計開始以来最速で年間訪日外国人数3000万人を突破しました。今後もその数字は伸びそうです」(全国紙経済部記者) 訪日外国人の増加もさることながら、経済面での貢献も見逃せない。 「観光庁によれば、24年の1~9月の訪日外国人による消費額は5兆8000億円。都内百貨店で列をなす、中国人の爆買いツアーから豊洲市場の魚介類食べ歩きまで、消費の形は様々です」(前同) 外国人観光客により経済市場が活気づく反面、“迷惑行為”も目に付くようになってきている。24年の10月には北海道室蘭市にある神社で、チリ人女性の観光客が鳥居を使って懸垂をする“フィットネス”動画をインスタグラムへ投稿。ネット上でも、 《文化を理解して敬意を払わずルールが守れないならくるな》 《こんなインバウンドはいらん》 《下手したら末代まで祟られるよ……》 と物議を醸している。 神社仏閣に限らず、観光地では “迷惑行為”に苦しめられている事例は少なくないという。 「世界文化遺産でもあり、外国人の間でも高い知名度を誇る富士山では軽装備での登山や、登山道にテントを張る“迷惑行為”が横行。これに対応するため、24年の6月には5合目へゲートを設置しています」(地元紙記者) また、山中へのポイ捨て行為も問題視されている。近隣住民がその実態を嘆く。 「ペットボトルやお菓子、食料品のゴミのポイ捨ても増えています。中には排せつ物が入ったペットボトルを捨てていく人もいました。9月の閉山後は観光客用のトイレは使用できないとはいえ、世界遺産に排泄物を置いていくというのはモラルがなさすぎます」