突然閉鎖のショッピングセンターでマルシェ ミソラタウン掛川の駐車場 地元住民「早く復活を」
耐震性不足で11月に主要棟が閉鎖された掛川市高御所のショッピングセンター「ミソラタウン掛川」の駐車場でこのほど、有志団体によるマルシェが初めて開かれ、大勢の買い物客でにぎわった。実行委の川上志満代表(44)は「地域の人に待ち望まれていた。定期的に開催していきたい」と手応えを口にした。 地元産の野菜や卵、総菜などを販売し、閉鎖以降は閑散としていた駐車場が出店者のブースと買い物客の車で埋まった。キャベツを買い求めた近所の女性(72)は「新鮮な野菜を買えてありがたい。スーパーの休業で買い物が不便になっている。早く復活してほしい」と話した。 実行委は施設側と連携し、将来的に月2回の開催を目指す。肉や乳製品などを加えて商品を拡充したい考え。次回開催は2025年1月21日午前10時から。 施設主要棟のA棟は11月7日、耐震基準を満たしていなかったとして突然、閉鎖された。テナントの遠鉄ストアとマツモトキヨシは休業し、無印良品は閉店した。運営会社のフジ都市開発は、A棟の解体と建て替えを検討している。
静岡新聞社