リメイク希望の声も!『エヴァ』に『スレイヤーズ』…2025年で30周年の名作アニメたち
1990年代は、さまざまな人気アニメが誕生した時代だ。原作のあるものからオリジナルアニメまで幅広く放送され、多くのアニメファンを獲得した時代ともいえるだろう。 ■【画像】「かわいすぎてツライ」美人女優のエヴァコスプレが「リアル綾波」■ 中でも1995年は名作と呼ばれるアニメが数々生まれ、今でも愛される作品やリメイクが望まれている作品も多い。 そこで今回は、2025年に30周年を迎えることになったアニメ作品を振り返っていこう。
■社会的なブームを巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』
まず紹介したいのが名作と名高いアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。アニメ界の巨匠のひとりである庵野秀明氏が監督を務めた作品である。 謎の生命体・使徒を汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンで迎え撃つロボットアニメで、主人公の碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーら少年少女の戦いの日々が描かれる。 本作は壮大な世界観、独特な演出、そしてメッセージ性の深さなど魅力にあふれており、放送当時から社会的なブームになり多くの反響を呼んだ。テレビアニメ放送が終了した翌年1997年には『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開され話題になった。 時が経ってもその人気は衰えず、2007年にはテレビシリーズを新たに構成した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が公開され、ブームが再燃することになる。そして、2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をもって完結して、26年の長い歴史に幕を閉じた。 シリーズ終了後も各地でさまざまなイベントが開催され、いまでも名作アニメとしての地位を不動のものにしている作品だ。
■令和の時代にトレンド入りも?『スレイヤーズ』
次に紹介したいのが『スレイヤーズ』だ。これは、神坂一氏によるライトノベル『スレイヤーズ』が原作で、魔法や剣が登場するファンタジー作品である。 主人公リナ=インバースを中心にたくさんの仲間が集まり、各地を旅しながらいろんな問題を解決していく。ざっくり言うとそんな内容で、基本的にはコミカルな印象があるが、時にはシリアスかつ壮大なストーリーも展開される。 リナが必殺魔法である「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」を使用する際に詠唱する「黄昏よりも昏きもの…」はかなり有名なフレーズで、筆者を含め耳に残っている人も多いのではないだろうか。 本作は1995年に放送されると人気に火がつき、続編が立て続けに制作された。テレビシリーズはもちろん、劇場版も5作品、OVAも2本制作されている。 また、2023年には『スレイヤーズ』がいきなりツイッター(現:X)でトレンド1位になり、関係者も困惑するという事態が起こった。その発端は、とある大学生が声優の林原めぐみさんをきっかけに視聴し、どハマりしてしまったというエピソードだった。そこからも『スレイヤーズ』は今の世代にも刺さりうる作品だとわかる。 この作品は声優陣がかなり豪華かついまも現役バリバリの声優さんが多いので、その点に注目しても面白いはずだ。