レーシングブルズに「長年にわたり一貫性を欠いている」と専門メディアが厳しく指摘! チームと角田裕毅に提示した2025年の「課題」とは!?
2025年のF1は3月の第2週末にオーストラリア・メルボルンで開幕するが、ドライバーラインナップなど例年以上に多くの変化があり、非常に興味深いシーズンとなりそうだ。 【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 現在のレギュレーションでの最終年であり、来季に向けての準備を進めながら今季のチャンピオンシップに注力するという、各チームにとっては難しい戦いが待っているが、それぞれに置かれた状況や条件も異なり、取り組むべき課題も様々である。 英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』も「2025年に各F1チームが直面する最大の課題」と題した記事でそれに言及。主要なチームについて紹介すると、まず昨季は1998年以来のコンストラクターズ・チャンピオンシップ制覇を果たしたマクラーレンに関しては、昨季も一時話題になったドライバーに対するマネジメントを挙げた。 「ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはグリッド上で最も実力が拮抗したペアであり、シーズン序盤の展開が彼らの関係性の構築にどのように影響するかが鍵となる。シーズン中に何らかの軽い衝突が起こるのは確実であり、チームはその際にすぐ対応して“火消し”を行なう必要がある」 続いて、「7度目の王者」ルイス・ハミルトンがメルセデスから加入したことで、最も多くの注目を集めるであろうフェラーリの場合、「重要なのは、戦略ミスを犯さないことだ。外部から見ると、このチームはプレッシャーがかかる場面で、通常時と異なる反応をしているように見える。戦略チームは冷静かつ明確な判断で状況に応じた決断を下す必要がある。落ち着いた頭で最善の判断をするべきだ」との主張が展開されている。 またドライバーについては、「フェラーリはすでにハミルトンを全面的に支持しており、チームメイトであるシャルル・ルクレールよりもはるかに高い報酬を支払っている。そして少なくともシーズン序盤では、ハミルトンを優先する形でサポートすると思われ、それがルクレールを苛立たせる可能性もある」との懸念を示した。 同じくドライバーラインナップが入れ替わったのが、昨季マックス・フェルスタッペンが4連覇という偉業を達成する一方で、セルジオ・ペレスの不調もあってチームタイトルを3年ぶりに逃したレッドブル。車の性能にも問題を抱えた昨季の過ちを繰り返さないという意味で、「(アストンマーティンに移籍した)デザイナーのエイドリアン・ニューウェイに依存していないことを証明する」ことを重要なテーマに挙げている。 また、絶対王者のチームメイトの座を勝ち取った若きリアム・ローソンについて「マックスが臨む形でチームを率いる中で、ルーキーはその状況を受け入れ、それに合ったドライビングスタイルを見つけ、ポイント獲得という結果を残すしかない。昇格に値するドライバーであることを証明するために時間は与えられるだろうが、それは極めて短い可能性もある」と、厳しい環境に置かれることを指摘する。
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