錦織圭 全豪OP会場でエキシビ出場、トップ選手と対戦し1勝1敗<男子テニス>
エキシビションマッチ「レッドブル ベースライン」
男子テニスで世界ランク74位の錦織圭は7日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の会場でエキシビションマッチの「レッドブル ベースライン」に登場し、世界ランク6位のC・ルード(ノルウェー)や同35位のM・ベレッティーニ(イタリア)らと対戦した。 35歳で元世界ランク4位の錦織は、2025年シーズンの開幕戦として前週の中国銀行・香港・テニスオープン(中国/香港、ハード、ATP250)に出場。強豪選手たちを破っての準優勝で復活を印象付けた。 この活躍により、錦織は6日に更新されたATP世界ランキングで順位を32上げ74位とし、約2年7ヵ月ぶりにトップ100に返り咲いた。 その錦織は中国からオーストラリアに移動し、7日にセンターコートのロッド・レーバー・アリーナで行われたエキシビションマッチ「レッドブル ベースライン」に登場した。 このイベントは5ポイント先取のタイブレークを1セットとし、先に2セット取った選手が勝利となる変則ルールで行われる。3選手ずつが2グループに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、1位となった選手が決勝に進出する。 なお出場予定だった世界ランク2位のA・ズベレフ(ドイツ)が欠場となったため、急遽同57位のF・マロジャン(ハンガリー)の参戦が決まった。 錦織はレッドグループに振り分けられ、第1戦でベレッティーニに勝利するも、その後ルードに敗れ1勝1敗に。錦織に加えベレッティーを下し2勝0敗となったルードが決勝へ駒を進めた。 一方、ブルーグループでは世界ランク13位のH・ルーネ(デンマーク)が同25位のA・ポピリン(オーストラリア)とマロジャンを下し決勝へ。 決勝ではルーネがルードをセットカウント2-1で下して優勝を決めた。 錦織は予選ラウンドロビン敗退となったものの、多彩なプレーを披露し会場を盛り上げた。また前日にオーストラリアに到着したという錦織だったが、オンコートインタビューでは「いい気分です」と語り、対戦したベレッティーニと冗談を交わすなど、終始リラックスした様子を見せた。 【スコア一覧】 ・レッドグループ 第1試合:錦織 5-3, 5-4 ベレッティーニ 第2試合:ルード 3-5, 5-4, 5-2 ベレッティーニ 第3試合:ルード 5-2, 5-3 錦織 ・ブルーグループ 第1試合:マロジャン 5-2, 5-3 ポピリン 第2試合:ルーネ 5-3, 5-2 ポピリン 第3試合:ルーネ 5-3, 0-5, 5-4 マロジャン ・決勝 ルーネ 5-1, 1-5, 5-1 ルード なお錦織は12日から行われる同大会の本戦に出場する。