政治とカネ、解決に期待薄 首相交代でも厳しい見方
共同通信緊急電話世論調査で、石破茂首相に交代したことによって自民党の「政治とカネ」問題が解決に向かうかどうか尋ねた回答を政党支持層別に見ると、「解決に向かわない」を選んだのは自民支持層の66.6%に上った。公明党支持層でも68.2%に及び、政治とカネ問題に厳しい見方が続き、解決への期待が薄い現状が浮かんだ。 「解決に向かう」と答えたのは自民支持層の29.7%、公明支持層で25.0%にとどまった。 主な野党の支持層を見ていくと、「解決に向かわない」は立憲民主党で83.9%、国民民主党81.8%、日本維新の会79.2%、共産党72.8%と高い数値が並んだ。 衆院選で、派閥裏金事件に関与した議員を自民が公認することについて「理解できない」と答えたのは自民支持層の64.0%、公明は支持層の74.8%。「支持する政党はない」とした無党派層では84.3%に達した。 衆院選前の予算委員会の開催を巡り、「開催するべきだ」を選んだのは内閣支持層でも72.1%に達した。内閣不支持層では77.5%だった。