撮影時間は最大で9秒。SNSにとらわれない動画を「kyu camera」で
いざ使ってみる
百聞は一見にしかず。とりあえず使ってみましょう。 kyu cameraには電源ボタンはありません。インターフェースの真ん中にあるボタンを押すだけで録画が開始されます。 撮影するときは、人差し指で筐体を支えるようにして持つと安定します。左利きでも、右利きでもシームレスに使える形状になっているとのこと。 録画を開始すると、メインカメラの周りと、丸いディスプレイの周りにインジケーターが出て、9秒を知らせてくれます。細かい記録形式などの設定はなく、ボタンを押すだけで誰でも動画が撮れてしまいます。 メインカメラの画質はFHD (1920×1080ピクセル)。手ぶれ補正も最低限。日常の記録用カメラならこれで十分、というメッセージが伝わってきます。 kyu cameraは取り外し可能なUSB-C端子のメモリユニットがあります。ひみつ道具感がたまらない。 メモリユニットをiPhoneにつなげ、撮影した動画のデータを連携する招待制のアプリ「kyu app」に転送します。 こうして転送した動画データは、アプリ内でハイライト動画(複数のクリップを編集したまとめ動画)へと昇華させることができます。ユーザーは使用する音源を選択する以外に、編集作業をする必要がありません。 kyuのオフィシャルYouTubeチャンネルにて、ハイライト動画を作成するまでのフローが公開されています。 ちなみに、kyu app(招待制。kyuのサイトからウェイティングリストに登録できる。現在はiOSのみ)はすでに配信中でアプリ単体でも使用可能です。 アプリではkyu cameraと異なり、1日の撮影回数は9回に制限されますが、ハイライト動画を作成するまでの体験はそのままです。 撮影した動画はkyuの管理するクラウドにアップロードされるので、スマホのストレージを圧迫したり、ハードの故障でデータを失うことはありません。