【独自】「10ヵ月間、内縁の妻を全裸や下着姿で歩かせて…」前代未聞「大阪・美人局事件」恐るべき全真相
「土下座させる」
「深夜1時ぐらいに突然、弟の満から電話があり『兄貴が盗撮犯を捕まえた。今から一緒に来れないか』と聞かれました。さすがに部外者だった自分が行く必要はないと思い『明日は仕事で早いから難しい』と言って断りました」 しかし、その後、この知人が兄弟から聞かされたのは龍也被告による盗撮犯への執拗とも思える包囲網だった。 「兄弟から聞いた話では相手は会社の役員クラスで、年収も高い身分とのことでした。家族もいるが、大阪には単身赴任でやって来ていたそう。龍也は弟の満と違って、ずる賢くはないが、粘着質なタイプではあった。彼は男性の出身地や家族構成など事細かに調べ上げたうえで『お前の実家ここやな』『子供の名前はこれ』『親戚はここにいる』など、個人情報を脅すかのように小出しにして本人に伝えていたと聞いています。 でも、その時だって彼は『金じゃないねん。俺のゴールは男の家族や親族全員を呼んでA子に土下座させることや』と口にしていました。ただ、徐々に兄弟から盗撮犯の話は聞かなくなりました」 あくまでも男性からの謝罪を求める龍也被告。しかし、やがて目的は金銭へと変化していく。その片鱗について知人はこう証言する。
盗み取った車を兄弟でシェア
「いつだったか、満が『この車、どう思う?』とスマホを差し出してきたことがありました。そこに映っていたのがまさしく今回の事件で購入したマセラティの写真でした。その際、満は車の値段について『2700万円ほどする』と言っていて、相場よりも高いと感じたのは覚えています。 今思えば、その時にはすでに満が不正ローンを前提とした購入を考えていたのだと思います。私は『カッコいいけど車高も低いし、ゴルフに行く際など不便じゃないか』と満に伝えたんですが『これ買おうと思ってんねんな』とは口にしていました。彼らは『盗撮した男性の名義で購入する』などといったことは一切口にしていませんでした」 知人男性いわくその後、マセラティは満被告ではなく兄の龍也被告が購入したという。 「龍也は『頭金を払って、残りはローンを組んだ』と言っていました。不可解だったのは、こちらが『ローンは月々いくらか』と尋ねても彼は値段をはっきり答えなかった。しかも龍也は免許を失効しており、車の運転ができない状態。結局、龍也は息子を運転手にして、その車でゴルフなどに出掛けていました。去年の夏頃にはすでにマセラティに乗っていたと思います」 奪い取った高級外車を兄弟のみならず家族でシェアしていたという南本兄弟。一方で事件発生の要因となったのが龍也被告の内縁の妻であったA子だ。 つづく中編記事『【独自】「北新地の有名クラブ出身」美人妻を使って3700万円を詐取…大阪・美人局事件のA子「驚愕の素顔」』ではかつて北新地の人気クラブに在籍し、事件当時は盗撮犯をおびき寄せるために裸や下着姿で窓際を歩き続けた美女の素顔について詳しく報じる。
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)