小池都知事が記者会見11月1日(全文1)法的に勝てる可能性は極めて少ない
東京都の小池百合子知事は1日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事が定例会見 五輪マラソンの札幌移転「合意なき決定」(2019年11月1日)」に対応しております。 【動画】小池都知事が定例会見 五輪マラソンの札幌移転「合意なき決定」 ◇ ◇
五輪会場移転に関する4者協議の結果
東京新聞:知事の定例会見を始めます。11月幹事社の東京新聞の【ハラ 00:01:31】といいます。よろしくお願いします。冒頭知事から。 小池:先ほど12時から組織委員会の会場におきまして、調整会議、調整委員会が開かれたところでございます。そして4者がそこにそろって4者会議、4者協議が開かれたところでございます。 そこで主張しましたことでありますが、東京都といたしましてマラソン、競歩の開催地変更につきましては同意をすることはできない。そしてまた、現在でもマラソン、競歩を東京で実施するのは最善であるという確信につきまして、いささかも変わっていないということでございます。しかし最終の決定権限を持つのはIOCでございます。IOCの下した決定を妨げることはしないと。これをあえて申し上げるならば、合意なき決定でございます。 この間、法律の専門家の皆さんにご意見を伺ってまいりまして、あらためてですがIOCの権限が絶対的であるということの確認、そして移転案の変更を覆すことは難しいとの見解が示されていたところでございますが、ただ、交渉事というのはそこから始めるものなのであります。 今回、都民の皆さま方の中には、IOCのこのような突然の会場を移転するということは理不尽だと、そういった一連の経緯を踏まえて、東京開催を目指してさらに引き続き努力をすべきだ、いろんなご意見をいただいたところでございます。そして都民の皆さんが望まれる東京開催を目指して、さらに戦うということも検討いたしました。しかしながら、法的には勝てる可能性は極めて少ないということでございまして、法的な手続きを取ると、そういうことをした場合には、これはまた裁判関係の費用がかさんでくるということで、現時点では東京都としてその道を取ることは賢明ではないとの判断もございます。