タネまき前に必見!キュウリの芽が出る位置を知ってタネまき上手になろう
『やさいの時間』6・7月号の「さすてな菜園プランター ルーツに学ぶ キュウリ」では、ポットにタネをまき、プランターに植え替え、スクリーン式で育てるキュウリの栽培方法を紹介しています。誌面で紹介しきれなかった内容を取り上げる「こぼれ話」では、タネまきの際に知っておくとよい「キュウリのタネの芽が出る位置」について解説します。 みんなのキュウリ栽培の写真
キュウリはハの字に筋が入っているほうから芽が出る
白くて小さいキュウリのタネをよく見ると、タネの一方の端が、ハの字の筋が入っていて少し潰れていることがわかります。このハの字に筋が入っているほうが、芽が出る部分です。
まき穴に2粒のタネをまく際は、このハの字に筋が入っているほうがまき穴の中央を向くようにして、タネの向きを平行に、2cm間隔を空けてまくとよいでしょう。すると、ポットの中央から発芽し、葉も重なりません。見た目がきれいなうえに、どちらの葉にもしっかりと日が当たるのでよい苗ができます。 タネの芽が出る位置にまで気をつけてタネをまくことができれば、菜園上級者! ぜひ試してみてください。 教えてくれた人/深町貴子(ふかまち・たかこ) 園芸家 神奈川県生まれ。「植物の育て⽅を知るより、育ち方を知ろう」が信条。柔軟な発想で⼿軽で⾃分らしい野菜作りができるヒントを提案する。『深町貴⼦のプランター菜園BOOK』(NHK出版)など著書多数。 ★次回の「こぼれ話」は、ニンジンのタネまきについて紹介します。お楽しみに!〈7月上旬公開予定〉 ●『やさいの時間』編集部によるテキストこぼれ話。誌面で紹介しきれなかったお役立ち情報を、ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」で公開!