繰り上がりで地元記念出場叶った野口大誠、2日目は無念の落車も「大丈夫、最後までしっかり走る」/熊本競輪G3
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(G3)」は4日、2日目を開催。1Rの選抜戦に出場した野口大誠(35歳・熊本=105期)に話を聞いた。 前検日に予備から正選手へと繰り上がった野口大誠は、初日は町田太我-中川誠一郎の3番手回りだったが、中央大学の同級生でもある堀内俊介にからまれてしまい一予敗退。気を取り直して臨んだこの日は前を任せた市橋司優人が勝負所で内に詰まる展開となり、自ら外を踏み上げたが直線で無念の落車。2日間、厳しい戦いを強いられているが、レース後に医務室から出てくると「全然大丈夫です」と気丈に振舞った。 「ケガはほとんどなかったし走れる状態です。試練と言えば試練だけど、せっかく初日から地元記念を走れているので最後まで頑張りたい」 2015年の地元記念では3、4日目に2、1着と連続連対でシリーズを締めた。 「もちろん覚えていますよ。残り2日もしっかり走ります!」 新バンクでの初勝利、そして9年ぶりの地元勝利を目指してベストを尽くす。(netkeirin特派員)