「これはなかなかの惨状…」「許してやってください」 元保護ねこの写真に同情の声が上がった理由とは
ねこはほかの動物に比べて、食道や胃の構造などから嘔吐しやすいといわれています。ねこと暮らしていると、突然吐き戻しをしてしまうことがしばしば。そして、その場所もさまざまです。X(ツイッター)では、天井近くの高さにいるねこが話題に。想像が膨らむシンプルなひと言が写真に添えられると、悲鳴や同情の声が。飼い主の東城和実(@kazumi_tojyo)さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】「これはなかなかの惨状」 同情の声が上がった元保護ねこの寿々丸くんを写した一枚 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
ねこが吐くのは“あるある”
「ここから下に向かってゲロしました」 そんなコメントを添えて投稿された写真には、棚に乗る白黒のねこが写っています。ねこは棚に置かれていた透明ケースの上に登っており、頭が天井すれすれに。 棚の下にはいろいろな物が置かれていますが、なんとこの高さから、下に吐いてしまったようです。掃除が簡単には済まなかったことが想像できます。 投稿は、4.2万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「“あるある”ですね……」「我が家では『日常』です」「許してやってください。うちのねこもときどきやります」「これはなかなかの惨状……」「ねこ様はすっきりしただろうなぁ……」など、たくさんの声が寄せられています。
現場を目の当たりにして諦めモードに
話題になったのは、元保護ねこで12歳の男の子「寿々丸」くん。飼い主さんによると、寿々丸くんは寒い時期になると、天井すれすれの棚の上が定位置になるそうです。急に肌寒くなったある日、悲劇が起きました。 「キャットフードを食べて水を飲むと、胃の中でカリカリが膨らんで気持ち悪くなるのか、たまに吐くことがあります。床で吐くことがほとんどですが、この日はあそこに上がったあとに吐いてしまいました」 下に置いてあったDVDや本、パソコン関連物が被害に遭ったものの、プリンター類はカバーをかけていたおかげで、接続部以外は無事でした。飼い主さんは焦りよりも「そこで吐くかぁ」という諦めの気持ちが大きかったそうです。 すぐに掃除に取りかかったという飼い主さん。話題になった写真は、その際に撮影されました。 「掃除が終わってねこを見たら、あんな顔をしていました。その後、私がリビングで座っていたら、ねこが来てごはんをねだってきました。吐いたあとで、お腹がすいていたようです」
ねことインコの仲間と暮らすにぎやかな一家
粗相をしてしまっても、温かく見守ってくれる飼い主さん。寿々丸くんとの出会いは、ある保護ねこの里親募集サイトでした。寿々丸くんの白黒のブチ模様と曲がったシッポにひとめ惚れし、お迎えしたそうです。 飼い主さんのおうちには、元保護ねこの男の子で5歳の「たわし」くんや、頭が黒いクロガミインコ、頭が黄色いキビタイボウシインコも暮らしています。 4匹のお世話をしながら、漫画家としても活躍している飼い主さん。「黒緋の薬師」(講談社刊)をはじめ、さまざまな人気作品を手がけています。飼い主さんのXアカウントでは、かわいらしい動物たちの姿だけでなく、最新作の情報もチェックすることができますよ。
Hint-Pot編集部