「昇格のチャンスは薄い」角田裕毅に蘭F1専門メディアが注目…結果を残しても、レッドブルへの道が拓けない現状を客観的に考察|F1
そして角田が置かれている現状を踏まえ、記事では「何人かの識者は、角田は2026年にホンダと提携するアストンマーティンに今後乗り換えるだろうと予想している」と紹介した。 「唯一の問題は、フェルナンド・アロンソが同チームと2年契約を結んでおり、ランス・ストロールは望む限りシートを保持し続けるということだ」 「他のチームの中では、角田はフェラーリ、メルセデス、マクラーレンには行かないだろうし、VCARBの現在の序列からすると、アルピーヌ、ハース、ウィリアムズ、キックザウバーへの移籍はステップアップとはならず、下位への移籍となるだろう」 「キックザウバーは今後アウディになることが確定していて、もしカルロス・サインツがここからのオファーをぐずぐず引き延ばし続けるのであれば、それは角田にとって良い選択肢になるかもしれない」
今季は10チーム中6番手という位置で競っていることもあり、角田にとっては今の環境で結果を示し続けることが得策ではないかとの指摘もしている。 「当面は、ドライバー市場における角田の立場は、2025年以降に開かれる可能性が高そうだ。もし現在の地位に留まり、引き続き目覚ましいパフォーマンスを見せるようなら、その選択肢はさらに豊かとなるはず。今はVCARBで耐えながら、他にどのような選択肢が開けるのかを見極めるのが、一番適しているように思える」 F1は2026年から新レギュレーションとなることもあり、今季は早々に2025年からの複数年契約を締結するドライバーが散見される。ルイス・ハミルトン(メルセデス→フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース→キックザウバー)、アロンソ(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)がその例だ。 角田にとっては上位チームへの道が拓けない中で、どう立ち回るのかが難しい状況となっている。それでも今季の力関係と来季のシート状況を踏まえると、記事のとおりVCARBで結果を示し続けることも有効な判断と言えるのかもしれない。