みさき公園・逃走のミーアキャット「園内にいる可能性高い」
見つけたらすぐに職員に知らせてほしい
みさき公園・逃走のミーアキャット「園内にいる可能性高い」撮影・編集:柳曽文隆 THE PAGE大阪
見つけたら捕まえようとせず園に連絡を──。大阪府岬町の遊園地と動物園を併設するレジャー施設「みさき公園」(真貝征志郎園長)は17日から行方がわからなくなっているメスのミーアキャットの捜索を職員らで行っているが、20日午後7時現在も見つかっていない。同園関係者は「巣(獣舎)から離れて行動しないため園内にいる可能性が高く、見つけたらすぐに職員に知らせてほしい」と話している。 【中継録画】みさき公園のミーアキャット逃走 20日閉園後の捜索現場を岡本ゆかがフェイスブック中継
17、19両日の夕方に獣舎近くで姿を確認
同園によると、17日午後12時半ごろ、飼育スタッフの男性がエサをあげようと獣舎の扉をあけたところ、1頭が飛び出して側溝へ逃走。その後、一度発見したが捕まえることができず、見失ってしまった。 同園ではすぐに泉南署や岬町役場など関係先へ連絡すると同時に、職員らが捜索にあたった。17、19両日の夕方に獣舎から北西へ約100メートルの地点で姿が確認されたが、いずれも捕獲することはできなかった。 逃げたミーアキャットは生後11か月のメスで灰褐色。体長は25~30センチで、体重は約800グラムで、名前は「シオン」という。20日夕方も引き続き捜索は行われ、日中は在阪テレビ局なども取材に来て、お昼の情報番組では中継でも報じられていた。
扉を開けて外へ突然飛び出した
捜索を続ける同園動物グループマネジャーの堀内成浩さんは、シオンが逃げた際の様子を詳しく話してくれた。 シオンは家族8頭と暮らしている。毎日、朝・昼・晩とエサをあげており、17日も朝は変わった様子はなかった。しかし、昼のエサをあげようと扉を開けた瞬間、突然外へ飛び出した。対応した職員によると、普段はそういうことがなかったという。 ミーアキャットは、巣から離れず行動するため「園内にいる可能性が高い」と堀内さん。筆者が「エサがないなら自分で生きていけないのでは?」と聞くと「自分でエサを捕れないわけではない。たまに、その辺にいるミミズとかをあげても、喜んで食べますからね。エサは近辺の林だけでも豊富にあると思うので、捕まえて食べると思います」と答えた。