みさき公園・逃走のミーアキャット「園内にいる可能性高い」
馬肉を入れた捕獲用オリを側溝などに設置
また、堀内さんは「ミーアキャットは攻撃的ではありませんので、なにもしてないのに襲ってくることはありません。ただ、無理に捕まえようとすると、反抗して大ケガにつながる可能性があります。犬歯はするどいので。もし園内で見かけたら近くの職員、事務所にすぐに知らせて頂ければと思います」と話し、再び捜索活動を行っていた。
同園では、普段シオンの飼育を担当している「顔なじみ」の職員を中心に、20日も日中や夕方に大きな網などを手に捜索を行った。溝にシオンが好物の馬肉を入れた捕獲用のオリを複数設置。シオンが住む獣舎の土を各所において、獣舎へ帰るのを促している。ミーアキャットは昼行性のため、暗くなると、あまり動きはないとして20日は午後7時前で捜索は打ち切られた。
シオンを刺激しないよう、大人数での捜索は避ける
堀内さんは「きょうは痕跡がまったく見つかりませんでした。あす(21日)以降も引き続き捜索します。あまり大人数で探すとシオンの警戒心が高まるので、刺激しないようバランスをとりながら探します」と話していた。 同園広報担当者によると、同園には「暑いので行方不明のミーアキャットを早く見つかるといいですね」といった激励の電話が何本か入っていたという。同園では2014年8月にもカワウソ1頭が逃げ出し、2か月後に園内で発見されたこともあった。 同園の真貝園長は「このたびはご迷惑をおかけしております。元々群れで行動する動物なので、シオンも獣舎に帰りたいと思います。引き続き捜索活動を続けます」と話していた。 目撃情報の連絡先は同園事務所(電・072-492-1005)まで。