「この木なんの木」と深い縁、ポール与那嶺の半生 ポール与那嶺さんにインタビュー(前編)
だから自分の次の日系人の政治家を育てていきたいと言っていた。それで米日カウンシルが発足して、私に理事になってくれないかと言われて。もちろんなりますと答えました。 彼はアメリカが強い国である理由は多様性があるからだと言うんですね。そのダイナミズムの中に日系コミュニティーも含まれるから強い国になったんだと。 彼はアメリカ人としてアメリカ合衆国のためになんでもやりたいという意識があった。そのダイナミズムを維持するためにも、日系コミュニティーは継続し成功しなければいけない。
■どのエスニックコミュニティーも重要 日系人だけでなく、中国系、韓国系、どのエスニックコミュニティーも重要であるという発想ですよね。それにものすごく感激しました。奥さまのアイリーンさんは、日米間をもっと密な関係にして両国でウィンウィンになる仕組みにしていきたいという思いでした。 アイリーンさんが亡くなる1週間前に私に連絡があり、米日カウンシルの理事長をやってくれないかと言われて。2年間務めましたが、私にとって非常に意味のあることでした。
(後編は3月29日に配信予定です)
座安 あきの :Polestar Communications社長