阪神・岡田監督「辛抱して辛抱してね」才木浩人の力投をねぎらう 打線はわずか1度の得点圏を生かす「中野はよく打った」
◇プロ野球セ・リーグ 阪神1-0巨人(22日、甲子園球場) 阪神は才木浩人投手が7回無失点の力投をみせるなど、1-0で首位巨人に勝利。岡田彰布監督は「ピンチの方が多かったので良く投げましたね」とねぎらいました。 【画像】巨人打線相手に力投をみせた阪神・才木浩人投手 優勝マジック6としている首位巨人と、2ゲーム差の2位阪神の首位攻防2連戦の初戦。 初回、先頭の丸佳浩選手に二塁打を許したものの、続く浅野翔吾選手の犠打で挟殺プレーで一気に2つアウトを奪います。 その後もランナーを背負いながらも要所を締める右腕は、6回にこの日最大のピンチ。ノーアウト満塁としましたが、5番の長野久義選手は初球ストレートでバットを折り投手フライ。続く坂本勇人選手も2球目のストレートで平凡なセカンドフライとします。代打の大城卓三選手には高めの150キロのストレートでセンターフライ。“4球連続ストレート”で窮地を脱しました。 才木投手は7回、95球、7安打、2四球、無失点の力投。指揮官は「ピンチはこっちの方が多かったんだけれど、才木が力でねじ伏せたというか、辛抱して辛抱してね。先に点取れたんですけれど、ピンチの方が多かったので良く投げましたね。(6回は)四球2つだったので、あそこは点取られるまで才木に任せようと思って、本当によく力で抑え込みましたね」とねぎらいました。 打線は菅野智之投手から3回に1アウトから木浪聖也選手がヒットを放つと、才木投手が犠打、1番の近本光司選手がヒットで2アウト1、3塁へ。2番の中野拓夢選手が決勝点となるタイムリーを放ちました。 この日は得点圏に進めたのはこの1度のみ。「(巨人は)序盤なのに前進守備していたので、1点勝負という感じだったので中野はよく打った」とたたえました。 これでチームは優勝マジック6としている巨人と1ゲーム差へ接近。23日最後の直接対決で今季4戦4勝、防御率1.52の高橋遥人投手が先発マウンドに上がります。 指揮官も「自分の球を信じて、思う存分ストライクゾーンに投げてほしい」と期待を込めました。