コロナから身を「マモッテ」 “捨て猫守るアクセサリー工房”の奮闘
「ありそうでない商品だと思います」と梅崎さん。新型コロナウイルスとの闘いの長期化が予想され、ウイルスとの「共存」がうたわれる中、おしゃれを楽しみながら感染防止に役立ててほしいという。
5月20日に発売された同商品の購入は徐々に増えており、店舗にも少しずつではあるが来店者が戻ってきたという。 新型コロナウイルスでもたらされた「苦しみの中から生まれた商品」(梅崎さん)だが、「お客さんが途絶えた時間があったから、このmamotteの開発もできた」と微笑んだ。
猫との触れ合いの前後には手指を必ず消毒してもらうなどし、感染症の拡大防止対策を徹底している。 6月末現在は4匹の保護猫が、販売されているアクセサリーと同じ空間で、里親となってくれる引き取り先を待っている。
「私たちはジュエリーの制作、販売というビジネスですが、他業態でも似たような取り組みができると思うんです。一度は悲しい思いをした猫たちを楽しく助けられるような仕組みが広がっていくといいなと思います」